林晃汰

林 晃汰 - プロ野球選手

林晃汰（はやしこうた）は、2000年11月16日生まれ、和歌山県岩出市出身の内野手です。現在、広島東洋カープに所属し、右投左打のスタイルで活躍しています。彼の野球キャリアは小学校時代から始まり、その後の成長過程で多くの経験を積んできました。

プロ入り前の経歴

林選手は、岩出小学校の1年生から岩出ヤンキースで野球を始めました。小学校6年生の時にはタイガースジュニアに選ばれるなど、その実力を早くから認められていました。中学に進学後は紀州ボーイズでプレーし、主に捕手を務める中で通算32本塁打を記録しました。

智辯和歌山高校では、三塁手に転向し、1年春の県大会から出場。1年夏には地方予選でベスト8に進出し、さらに2年夏の甲子園にも出場。青春の中、初戦で本塁打を放つも、肘の疲労骨折で秋季大会には出られませんでした。3年春にはチームを準優勝に導く活躍を見せますが、3年夏の甲子園では初戦で敗退しました。

プロ入りと広島時代

2018年のドラフトで広島東洋カープから3位指名を受け、契約を結びました。背番号は44。プロ入り1年目の2019年にはウエスタン・リーグで102試合に出場し、7本の本塁打をマークしました。2020年にはウエスタン・リーグで4番を任され、打率.266を記録し、プロ初昇格も果たしました。

2021年、林選手はチーム内の新型コロナウイルス感染拡大を受けて1軍での出場が増加し、プロ初本塁打も達成。102試合に出場し、打率も保ちつつ成長を続けました。しかし、2022年シーズンは不振に苦しみ、オープン戦から2軍降格を経験。打率.217と成績を落としました。

2023年には復調の兆しを見せ、5月19日から1軍に登録されると、中日ドラゴンズ戦では特大の本塁打を放ち、特別ホームラン賞も受賞しました。しかし、守備面では課題も残し、最終的には20試合のプレーで終わりました。

選手としての特徴

林選手は、高校時代通算49本の本塁打を記録し、パンチ力と広角に長打を打てるバッティングが魅力です。目標としては、広島時代のレジェンド選手、丸佳浩を手本にしながら、将来的にはクリーンアップに座り、シーズン40本塁打を目指しています。彼は3人兄弟の末っ子で、兄たちも野球をしており、その影響を受けています。

オフには趣味としてディズニー映画を楽しんでおり、特に好きな作品は『アラジン』だと話しています。これらの要素が彼の人間性を際立たせ、ファンに親しまれる所以となっています。今後の活躍が期待される選手です。

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