林益全

林益全選手のプロフィールと経歴

林益全（リン・イーチェン）は、1985年11月11日に台湾の高雄県で生まれたプロ野球選手で、内野手として活躍しています。右投左打の彼は、現在統一ライオンズに所属し、多数のタイトルを有する選手として知られています。

プロ入りと初期のキャリア

林選手は2007年12月に開催された中華職業棒球大聯盟（CPBL）のドラフトで興農ブルズから1巡目指名を受けて入団しました。彼のキャリアが本格化したのは、2009年のシーズンで、開幕前の3月に行われた第2回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）ではチャイニーズタイペイ代表に選ばれました。これに続くシーズンでは、彼は最多打点を記録し、最優秀新人賞、MVP、ベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞しました。

国際舞台での活躍

2010年には広州アジア競技大会のチャイニーズタイペイ代表として出場し、東日本大震災復興支援のための試合にも参加しました。2012年のシーズンには魅力的な成績（CPBL史上最多の46二塁打）を残し、その後も数々の代表選出が続きました。2013年にはWBC本戦の代表に選出され、そのシーズンでは首位打者、最多安打、最多本塁打という成績を残し、2度目のMVPを受賞しました。

受賞歴と記録

彼は2014年と2015年にもそれぞれ最多打点を記録し、MVPを3度受賞したことでその名声は不動のものとなりました。特に2015年には126打点というCPBL歴代記録を達成しました。また、2017年にはCPBL史上21人目となる通算1000試合出場を達成し、2019年には通算150本塁打を記録、さらに350二塁打も達成するなど、数々の偉業を重ねました。

最新のキャリアとプレースタイル

2022年オフには富邦から戦力外通告を受けたものの、翌2023年1月19日に統一ライオンズと契約し、さらに貢献できる機会を得ました。彼のプレースタイルは、バットコントロールに優れ、打率3割越えを12シーズン連続で維持したことからもそれが証明されています。入団当初は主に二塁手や三塁手として活躍しましたが、守備面に課題があったため、後に一塁手へと転向しました。

また、彼はCPBL最多の月間MVP14回受賞という輝かしい記録を持ち、チームにとって欠かせない選手となっています。林益全選手のこれまでの道のりと成果は、台湾のプロ野球界において特に際立ったものであり、今後のさらなる活躍が期待されています。

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