枝川義邦

枝川義邦

枝川義邦（えだがわ よしくに、1969年 - ）は、日本の著名な脳科学者であり、早稲田大学理工学術院教授として教鞭を執っています。博士（薬学）の学位を持ち、著作家、講演家、講師、アドバイザーとしても幅広く活躍しています。

研究分野

専門は脳神経科学であり、脳の神経ネットワーク解析や行動解析を主要な研究テーマとしています。近年では、脳科学の知見を経営学に応用し、人材を活かす組織マネジメントや社会構造、消費者行動に関するマーケティング研究にも力を入れています。早稲田大学ビジネススクールでも講師を務め、次世代のビジネスリーダー育成にも貢献しています。

人物

東京都出身。1993年に東京理科大学薬学部を卒業後、1998年に東京大学大学院薬学系研究科博士課程を修了し、博士（薬学）の学位を取得しました。

1998年からは名古屋大学環境医学研究所助手、2001年には日本大学薬学部助手を歴任。2005年に早稲田大学先端科学・健康医療融合研究機構講師に着任し、2007年には早稲田大学ビジネススクールを修了して経営学修士を取得。同年、先導的な研究者として早稲田大学スーパーテクノロジーオフィサー（STO）に認定されました。

早稲田大学先端科学・健康医療融合研究機構、及び、高等研究所准教授を経て、2012年には帝京平成大学薬学部教授・脳機能解析学ユニット長に就任。2014年からは早稲田大学リサーチイノベーションセンター研究戦略部門教授を務めています。

2015年度には、その卓越した教育活動が認められ、「早稲田大学ティーチングアワード総長賞」を受賞しました。

著書

枝川義邦は、脳科学に関する豊富な知識と研究成果を基に、多数の著書を執筆しています。主な著書には以下のようなものがあります。

最新の脳科学と心理学で高まる 集中力の科学（ニュートンプレス、2022/10/19）
人生を変える集中力の高め方 集中力が劇的に向上する6つの話（ニュートンプレス、2021/9/25）
記憶力アップ 100の方法（宝島社、2018/10/10）
マンガでわかる薬理学（オーム社、2017/12/22）
ぐっすり眠れる睡眠の本　（宝島社、2017/12/18）
たった30日! もの忘れストップ!大人の記憶脳ドリル（学研プラス、2017/8/3）
「覚えられる」が習慣になる! 記憶力ドリル（総合法令出版、2016/9/22）
タイプがわかればうまくいく! コミュニケーションスキル（総合法令出版、2015/10/22）
「脳が若い人」と「脳が老ける人」の習慣（明日香出版社、2015/7/16）
記憶のスイッチ、はいってますか ~ 気ままな脳の生存戦略（技術評論社、2014/2/25）
身近なクスリの効くしくみ－薬理学はじめの一歩（技術評論社、2010/6/18）

これらの著書は、脳科学の知識を一般読者にも分かりやすく解説しており、多くの人々の脳に対する理解を深める上で貢献しています。

デジタルメディア

枝川義邦は、デジタルメディアにおいても積極的に情報発信を行っています。PRESIDENT Online、日経xwoman、BEST T!MES、月刊SPA!、日経Gooday、日本の人事部 HRテクノロジー、日本の人事部、早稲田ウィークリーなど、様々な媒体でコラムや記事を執筆し、脳科学に関する最新情報や研究成果を発信しています。

外部リンク

脳科学者 枝川義邦のFacebookページ
* 早稲田大学研究者データベース 枝川義邦

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