枝村勉

枝村 勉（えだむら つとむ）について

枝村勉は、1933年2月28日に神奈川県鎌倉市で生まれ、2020年10月4日に亡くなった元プロ野球選手で、ポジションは外野手です。彼は早稲田大学からプロの世界への道を歩むこととなります。

学生時代

枝村は鎌倉学園を経て早稲田大学に進学し、東京六大学野球リーグでプレーしました。在学中、彼は4回の優勝を果たし、その一環として1954年秋季リーグの優勝に貢献しました。彼の大学時代の成績は、67試合に出場し、208打数48安打、打率.231、2本塁打、24打点というものでした。特に、エースの木村保と石井連藏とともに、チームの成功に寄与しました。

プロ入りと初期のキャリア

1955年、枝村は大学の先輩である藤本定義が監督を務める大映スターズに入団しました。彼はプロ入りの年に開幕戦から1番打者、右翼手として出場し、初試合で本塁打を放ちました。シーズン中、夏には成績が落ち込みましたが、55試合に先発出場するなど存在感を示しました。

成績の向上

1956年には、7月から3番打者としての起用を受けることになり、121試合に出場する実績を残しました。続く1957年シーズンでは、主に5番打者としてプロでの地位を確立し、オールスターゲームにも初めて出場しました。しかし、この年は打撃に苦しむ時期もありました。

移籍と引退

1958年、枝村は大学時代の恩師である森茂雄が球団社長を務める大洋ホエールズに移籍しますが、思うような活躍ができず、1960年のシーズンを最後に現役を引退しました。

引退後の生活

引退後は実家の茶舗を継ぎ、商売に携わっていました。彼の経歴は、大学からプロに進み、多くの記録を残した選手として語り継がれています。特に新人の開幕戦でのホームランや、新人として初めて連続で本塁打を放ったことなど、数々の記録を持っています。

記録と背番号

枝村のキャリアにおける背番号は、1955年から1957年までの間は5番を背負い、1958年から1960年までは10番を着用しました。また、オールスターゲーム出場は1957年に1回ありました。

まとめ

枝村勉は、プロ野球選手としての華々しいキャリアを持ちながら、引退後も実家の伝統を守り続ける姿勢を見せ、鎌倉の地で多くの人々に愛された存在でした。彼の功績は後に続く選手たちにも影響を与えているでしょう。

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