柏木俊彦

柏木俊彦のプロフィールと業績

柏木俊彦（かしわぎ としひこ、1941年1月8日生まれ）は日本の弁護士で、現在は平成国際大学の学長を務めています。彼は柏木・田澤法律事務所の代表でもあり、その活動を通じて日本の法律界に多大な影響を与えてきました。

学歴と弁護士としてのキャリア

東京都に生まれた柏木は、1966年に慶應義塾大学法学部を卒業し、司法試験に合格しました。その後、1970年に司法修習を修了し弁護士として登録を果たした後、草鹿・富沢法律事務所に入所しました。この事務所での経験を経て、1974年にはアメリカのワシントン大学ロースクールを修了し、そこで法学修士（LL.M.）の学位を取得しました。

1975年には自身の法律事務所である柏木・田澤法律事務所を設立し、その代表に就任しました。また、1996年にはニューヨーク州の弁護士登録も果たしました。

法律界での活躍

柏木は、第二東京弁護士会の綱紀委員会委員長や副会長などの要職を歴任し、日本弁護士連合会では常務理事として活動しました。法律界での影響力を持つ彼は、特に倫理委員会の委員長や副委員長として、弁護士倫理の確立に貢献しました。これらの役職を通じて、法律業界の健全性を高めるための取り組みを行ってきました。

学界での貢献

学界においても、柏木は重要な役割を果たしました。2004年に大宮法科大学院大学の副学長に就任し、翌年には学長に就任しました。この職務では、法科大学院の教育の質を高めるための施策に取り組み、2015年に閉校まで同校の運営に携わりました。その後、学校法人佐藤栄学園の学修サポートセンター長に就任し、さらに2020年には平成国際大学の学長に就任しました。彼の教育への情熱は、多くの学生に影響を与えています。

専門と著書

柏木の専門分野は渉外法務と民事全般であり、彼の知識と経験は多岐にわたります。いくつかの著書もあり、特に「慶應義塾大学法学部法律学科開設百年記念論文集」や、「テキストブック現代の法曹倫理」などがあります。これらの著書は、法曹界における実務や倫理について深い洞察を提供しています。

結論

柏木俊彦は、日本の法律界における著名な人物であり、彼の多様な業務における影響力は計り知れません。教育と倫理の重要性を強調し、次世代の法律家の育成に献身してきた彼の活動は、今後の法曹界の発展においても重要な役割を果たすでしょう。

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