柏森駅

柏森駅について

柏森駅（かしわもりえき）は、愛知県丹羽郡扶桑町に立地する名古屋鉄道犬山線の駅で、駅番号はIY11です。扶桑町の中心駅として重要な役割を果たしており、大口町にとっても主要な交通手段として機能しています。この駅は快速特急の停車駅であり、多くの乗客に支持されていますが、ミュースカイについては2021年5月のダイヤ改正以降、すべての列車が通過するようになりました。

歴史

柏森駅は1912年の8月6日に開業しました。その後、1962年に駅舎が改築され、同年に貨物営業が廃止されました。1963年には周辺に名古屋ショッピ（後のパレマルシェ）柏森店がオープンしました。2004年にはSFパノラマカードとユリカの取り扱いを開始し、2005年にはダイヤ改正に伴う営業の変化がありました。

2007年2月には新駅舎が供用され、駅の構造が現行のものに改良されました。この改善工事では、ホームの拡幅や待合室、エレベーター、LED式列車案内板の設置が行われ、駅の利便性が向上しました。2008年には快速特急の停車駅に指定され、その後も様々なサービスが追加され、2021年には特別停車のミュースカイが廃止され、現在のダイヤに落ち着きました。

駅の構造

柏森駅は地上駅で、島式1面および単式1面の計2面3線を有しています。2番線と3番線は8両編成に対応しており、1番線は20m車6両編成に対応しています。現在は特殊勤務駅となっており、窓口の営業時間は朝7時30分から午後8時までとなっています。改札口は橋上階に位置し、新たに配置された自動券売機、精算機が導入されています。自動改札機も設置され、一部は車椅子対応のものもあります。

駅の周辺

駅の周辺には柏森神社があり、地域の街並みを形成しています。駅の南側には飲食店が立ち並び、扶桑町と大口町の境には住宅が並ぶ一方、事業所も点在しています。駅北側と南側の両方にタクシーが待機しており、アクセスも良好です。

利用状況

最新のデータによると、2021年度の1日平均乗降人員は9,323人でした。これは扶桑町における最大の利用者数を誇り、特急列車の停車もあるため多くの人々に利用されています。周辺地域に住む多くの人々が利用しており、他の駅に比べて窓口の営業時間が短いにも関わらず、近隣の住民にとって欠かせない交通機関となっています。

ストリートピアノ

2021年12月には改札を出た正面に「駅＆まちピアノ」が設置され、誰でも自由に演奏できる環境が整えられました。このピアノは名古屋経済大学から寄贈され、地域住民との交流の場ともなっています。

柏森駅は地域の交通の要として、また地域振興の足場として今後も重要な役割を果たしていくことでしょう。

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