柩 (ミュージシャン)

柩（ナイトメア）

柩（ヒツギ、1982年3月5日 - ）は、東京都で生まれ、宮城県名取市で育ったロックギタリスト。ヴィジュアル系バンド「ナイトメア」の上手ギター担当として知られています。ファンからは「ひつ」、「ひっつー」、「みったん」などの愛称で親しまれています。

概要

中学生時代、X JAPANのhideに憧れたことがきっかけでギターに興味を持ち始めます。祖母にSUGIZOモデルのギターを買ってもらい、本格的にギターを始めました。当初はバンド活動をしていませんでしたが、咲人の演奏を見たことがきっかけで、すぐに彼を誘いバンドを結成。一度バンドを離れた後、2000年にナイトメアを結成し、現在に至ります。

芸名の由来は、ギターを始めるきっかけとなったhideの「ひ」、本名に含まれる「つ」、そしてギターの「ぎ」を組み合わせたものです。当初は「棺」とは異なる漢字を選びましたが、後に霊柩車の「柩」であることに気づいたそうです。

高校1年生の時には、同級生とバンドを組みましたが、メンバー間の音楽性の違いからわずか3ヶ月で自然消滅。このバンドには、後にMasaki-Crandとなる人物も在籍していました。

2013年6月18日にリリースされた『hide TRIBUTE II Visual SPIRITS』では、柩 from NIGHTMARE名義でソロデビューを果たしています。

インディーズ時代には様々なアルバイトを経験しており、中でもパン工場でのアルバイトは、稼働中の生地を混ぜる機械の監視や、菓子パンに使用するバナナの皮をひたすら剥くなど、根気のいる作業だったと語っています。

使用機材

使用ギター

ESP N-HH-460 "覇～HAOOOMARU～"
ESPのREINDEERを基に製作されたシグネイチャーモデルで、市販もされています。フロイド・ローズを搭載していますが、アーミング奏法をしないためアーム・バーは外されています。チューニングは半音下げで、ピックアップはセイモア・ダンカンのSH-1nとSH-PGbを搭載。
ESP Proto-type "覇～HAOOOMARU～"
上記の"覇～HAOOOMARU～"のセカンド・バージョン。ブリッジがチューン・O・マチックタイプである点と、ナチュラルバーナー・フィニッシュである点が異なります。チューニングはドロップC#(全弦半音下げでさらに6弦のみ1音下げ）。
ESP REINDEER 1st Version
17歳くらいの時に祖母に買ってもらったギターで、主に初期の頃に使用。ピックアップはセイモア・ダンカンのSH-1nとTB-4を搭載。
ESP REINDEER 2nd Version
ESPとモニター契約後に入手したモデルですが、あえて自ら購入した大切なギター。ナイトメアの楽曲でドロップC#チューニングの曲が登場して以降、ドロップC#チューニングのメインギターとしてライブで活躍。サブとしてシースルーブラックの同モデルも所有。
ESP VP-SL
ドロップC#チューニングの楽曲の登場に伴い、レインディアの後を継いでメインで使用されたギター。ピックアップはSH-1nとSH-14。ノンロック式のブリッジなど、セカンド・バージョンの"覇～HAOOOMARU～"と似た特徴があります。セカンド・バージョンの"覇～HAOOOMARU～"の登場後は、ドロップBチューニング（全弦1音半下げ+6弦のみさらに1音下げ）の「ジェネラル」で使用。ブラックモデルもあり、こちらはドロップCチューニング（全弦1音下げ+6弦のみさらに1音下げ）の「TrickSTAR」で使用。
PRS CUSTOM 24
レコーディングで使用。
Epiphone SHERATON Ⅱ
10代の頃に友人から譲り受けたギター。「このは」のPVなどに出演。

使用アンプ

Diezel VH-4 (アンプ)
Diezel Herbert (アンプ)
Hughes & Kettner (アンプ)
GENZ-BENZ GB412 G-FLEX (キャビネット)
Diezel (キャビネット)
t.c.electornic G-MAGAR (マルチエフェクター)
Roland FC-200 (フットコントローラー)

ディスコグラフィー

オムニバスアルバム

hide TRIBUTE II Visual SPIRITS（2013年6月18日） - 「D.O.D.」をカバー

参考文献

「ヤングギター」2009年6月号
「glare」vol.2
「glare」vol.3

関連項目

ナイトメア
イーエスピー

外部リンク

* 柩 (@hitsu_nightmare) - X（旧Twitter）

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