柴原英孝

柴原 英孝（しばはら ひでたか）氏は、1982年8月28日に静岡県で誕生した、日本の元ラグビー選手です。

選手としてプレーしていた時期の主なポジションはウィング（WTB）でした。フィールドのサイドライン際で、俊足を活かした突破やトライゲッターとしての役割を担うポジションです。身長は175センチメートル、体重は81キログラムという体格でした。チームメイトや関係者からは「シバ」というニックネームで親しまれていました。

そのキャリアは、静岡県立浜松工業高等学校でのラグビー経験から始まりました。高校卒業後の2001年には東海大学へ進学し、体育会ラグビーフットボール部で競技を続けました。大学時代の同級生には、後にトップリーグなどで活躍した高聡伸氏、小原義巧氏、高倉和起氏といった選手たちがいました。大学でもウィングとして技術を磨き、将来の飛躍に向けた土台を築きました。学生時代には、そのプレーが評価され、関東代表にも選出された経験を持っています。

2005年に東海大学を卒業すると、同年、当時のジャパンラグビートップリーグに所属していたクボタスピアーズ（現クボタスピアーズ船橋・東京ベイ）に加入しました。プロ選手としてのキャリアをスタートさせた柴原氏は、加入初年度からチャンスを掴みます。2005年9月17日に行われたジャパンラグビートップリーグの第1節、ヤマハ発動機ジュビロとの試合で、先発メンバーとして公式戦への初出場を果たしました。これは、トップリーグという国内最高峰の舞台に立った記念すべき一歩となりました。

クボタスピアーズでは約11年間にわたりプレーを続け、チームに貢献しました。しかし、2016年、長年所属したクボタスピアーズを退団し、選手としての現役生活に区切りをつけました。

現役引退後も、柴原氏はラグビーの世界から離れることなく、新たな形でチームを支えています。現在は、所属したクボタスピアーズの組織であるクボタスピアーズ船橋・東京ベイにおいて、マーケティングマネージャーという役職を務めています。選手時代の経験を活かし、チームの広報活動やファンサービスの企画、運営など、多岐にわたる業務を通じて、チームの発展に貢献しています。選手からスタッフへと立場を変え、異なる側面からラグビーに携わり続けている人物です。

このように、柴原英孝氏は静岡県出身のラグビー選手として、学生時代からトップリーグに至るまでウィングとして活躍し、現役引退後はチーム運営の重要な一角を担うマーケティングマネージャーとして、クボタスピアーズ船橋・東京ベイを支え続けています。

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