柴山光由

柴山 光由（しばやま みつよし）

元仙台放送のアナウンサー、アナウンス部長、そして在籍の末期には解説委員も務めた柴山光由は、1944年（昭和19年）3月9日に生まれました。

東京都台東区の出身で、大学は法政大学に進学し、1966年に卒業しています。大学を卒業した同年、仙台放送に入社し、同期には山崎正がいます。

仙台放送に入社してからのキャリアは多岐にわたります。初期には情報番組『2時ですOXです』や、ゴルフ中継である『JCBクラシック仙台』の実況などを担当し、様々な番組で経験を積んでいきました。

特にその名が広く知られることになったのは、夕方のローカルニュース番組のキャスターとしての活動です。1988年春から『FNN仙台放送スーパータイム』、そしてその後継番組である『仙台放送スーパーニュース』において、メインキャスターを務め、約16年間にわたり地域の出来事を視聴者に伝えてきました。そのキャスターとしての期間は、2004年3月26日まで続きました。

アナウンサーとしての仕事に加え、局内ではアナウンス部の部長を務めるなど、管理職としても放送に携わる後進の指導にあたりました。また、仙台放送に在籍していた末期には解説委員としても活動し、専門的な視点からニュースを解説する役割も担いました。

2004年3月31日をもってアナウンサーとしての職務を退いた後、柴山氏は仙台放送を退職しました。その後は、歌手のさとう宗幸氏が代表を務める「さとう音楽事務所」に所属し、新たな活動を開始しています。

退職後も宮城県を拠点とした活動を続けており、仙台市の教育委員を務めるなど、教育分野での地域貢献も行っています。さらに、宮城県内で放送されているローカル版のアメリカンホームダイレクトのコマーシャルに出演するなど、メディアでの露出も継続しています。

また、ミヤギテレビのアナウンサーである伊藤拓氏は柴山光由氏の息子にあたります。

長年にわたり仙台放送の「声」として地域に貢献した柴山光由氏は、現在も様々な形で地元との関わりを持ち続けています。

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