柴田勝頼

柴田勝頼のプロフィール

基本情報
柴田勝頼（しばた かつより）は1979年11月17日生まれの日本のプロレスラー及び総合格闘家です。出生地は熊本県で、三重県桑名市が彼の故郷です。現在はAEW（All Elite Wrestling）に所属しています。

経歴
柴田はプロレス界に身を投じる運命にありました。彼の父親、柴田勝久は新日本プロレスのレフェリーとして活躍しており、その影響を受けて幼少期からプロレスに親しんでいました。幼稚園の頃から、「自分もプロレスラーになるのだろう」との自覚があったというエピソードがあります。中学時代はバスケットボール部に所属していましたが、高校進学後に体を鍛えるためレスリング部に入部しました。この時に、後にプロレス界でライバルとなる後藤洋央紀と出会います。

1998年に新日本プロレスに入門し、急遽プレデビュー戦に臨むことになった柴田は、リング上での経験が少ない中、試合に挑みました。デビューから全力を投じて試合に臨む姿勢が印象的でした。

新日本プロレスでの活躍
新日本プロレスでの柴田のキャリアは、彼の成長を物語っています。彼はヤングライオン時代に頭角を現し、シングルマッチでの挑戦も数多く経験しています。レスラーとしての実績を積む中で、2002年にはメキシコへの短期遠征を予定していましたが、目の治療のため一時的に戦線を離脱することに。

その後、2003年には魔界倶楽部に入団。ここでの彼は、異なるスタイルを持ったヘビー級レスラーとして成長し、2004年にはK-1ファイターとの異種格闘技戦に挑み、総合格闘技の舞台でも活躍を見せます。

ビッグマウス・ラウドとフリーランス時代
彼の新日本退団を経て、ビッグマウス・ラウドでの活動が始まります。この時期、彼は多様なレスリングスタイルを学びながら、他団体でも試合を重ねました。しかし、2005年にはフリーランスとしての活動に移行し、これは彼にとって重要な転機となりました。フリーランスとしてノアへの参戦が始まり、柴田の名は徐々に広まっていきます。

総合格闘技の挑戦
柴田は2007年から総合格闘技にも本格的に挑戦し、HERO'Sでの試合を重ねていきます。この中で彼は、自身の格闘スタイルに磨きをかけ、試合経験を積むことを重視しました。特に初戦でのKO勝利は、彼の名声を一層高めることとなります。しかし、HERO'Sでの対戦相手との厳しい試合を経て、求める真の強さとその姿勢を見つけ出そうとする柴田の姿も印象的でした。

復帰と現在
2017年1月には、深刻な怪我により長い間休業を余儀なくされていましたが、2022年には新日本プロレスの大舞台で復帰を果たします。この復帰戦では、選手としての能力を証明し、多くのファンを喜ばせました。2023年にはAEWでの活躍も発表され、再びプロレス界での存在感を高めている彼の今後に期待が寄せられています。

得意技とファイトスタイル
柴田のファイトスタイルは、主にキックを用いた実戦的なスタイルが特徴です。彼は「PK（ペナルティー・キック）」をフィニッシャーとして使用し、そのダイナミックな攻撃が観客を惹きつけています。さらに、得意技にはさまざまなストライク技や関節技も含まれており、観客からはその多様性が高く評価されています。

肩を組む仲間やファンとの繋がりを大切にする柴田の姿勢は、彼のプロレスに対する情熱と愛情の表れであり、この点でも多くの支持を集めています。

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