柴田早千予

早千予 - 女子キックボクサー・ボクサー

早千予（さちよ）は、1979年11月24日生まれで、埼玉県出身の女子キックボクサーおよびボクサーです。彼女はキックボクシングやボクシングを通じて数多くのチャンピオンシップを獲得し、格闘技界に名を刻む存在となりました。

戦績

早千予の戦績は、そのキャリアにおける圧倒的な強さを物語っています。キックボクシングでは36試合を戦い、27勝を収めています。その内、14試合はKO勝ちであり、敗北は5回、引き分けは4回です。また、ボクシングでは7試合に出場し、その内4勝を得意とし、3試合をKOで勝利しましたが、1敗と2無効試合もありました。さらに、総合格闘技でも1試合を戦った経験があります。

来歴

早千予は、女子キックボクサーの神風杏子に影響を受け、男性の元キックボクサーである羽田真宏が会長を務める白龍ジムに入門しました。1999年6月にはアメリカでエミーヤスという選手に対し、3ラウンドTKO勝ちを収め、国際舞台でもその名を広めました。

2000年にはオーストラリアでカレン・ウィリアムスをKOし、ISKA世界女子ムエタイフライ級王座を獲得。その後も彼女は順調に勝利を重ね、2001年には再びウィリアムスを下し、名声を高めました。

2003年にはオーストラリアで行われた試合においてWBF世界女子フライ級王座を獲得し、その後も数々のタイトルを手にしました。同年11月にはアメリカでリンダ・マウスに勝利し、UKF女子世界バンタム級王座も獲得するなど、早千予の活躍は止まりませんでした。

挫折と復帰

2006年には埼玉県警に逮捕されるなど、一時は厳しい状況に直面しましたが、不起訴となり、その後和解も成立。しかし、さらに困難なことに、同年に行われた試合後には1年間の出場停止処分を受けることになります。しかし、彼女は屈せず、2007年には復帰し、さらなる成功を収めました。

膝の怪我により現役を引退する意向を示した早千予ですが、引退試合では判定勝利を収め、素晴らしいキャリアの幕を下ろしました。それでも彼女は、ファンや支えてくれた人々のために再びリングに戻る意欲を見せ、1月には復帰戦も実現。2ラウンドTKO勝ちを収め、彼女の不屈の精神を印象づけました。

獲得タイトル

早千予は数々のタイトルを獲得しています。

• - ボクシング: 日本フライ級王座
• - キックボクシング: UKF世界女子フライ級王座、UKF世界女子バンタム級王座、UKF世界女子スーパーバンタム級王座、IKKC世界女子フライ級王座
• - ムエタイ: ISKAムエタイ世界女子フライ級王座、WMTA世界女子スーパーフライ級王座、IWTC世界女子ムエタイフライ級王座、WIKBA世界女子ムエタイフライ級王座

まとめ

早千予のキャリアは、数々の挑戦と成功の連続です。彼女の功績は、女子格闘技界において重要な役割を果たし、多くのファンに愛される存在となっています。今後も彼女の活躍から目が離せません。

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