柴田淳 (アニメーター)

柴田淳:日本のアニメーション界を彩る実力派アニメーター



柴田淳氏は、日本のアニメ業界で活躍するベテランアニメーター、キャラクターデザイナーです。代々木アニメーション学院卒業後、数々のアニメ作品でその才能を発揮し続けています。作画監督やキャラクターデザインといった重要な役割を担い、作品に深みと魅力を与え続けている彼のキャリアは、日本のアニメ史に欠かせないものです。

華麗なるキャリアの軌跡



柴田氏のキャリアは、1990年代後半に原画担当としてスタートしました。『超魔神英雄伝ワタル』や『TRIGUN』といった人気作品に参加し、着実に経験を積んでいきます。2000年代に入ると、作画監督としての仕事も増え、『人形草紙あやつり左近』でその才能を開花させました。

その後、彼の才能は多くの作品で発揮されます。代表的な作品として挙げられるのは、『ニニンがシノブ伝』、『コヨーテ ラグタイムショー』、『スカルマン』です。これらの作品では、キャラクターデザインや作画監督を務め、作品の世界観を決定づける重要な役割を担いました。特に『ニニンがシノブ伝』では、キャラクターデザイン、作画監督、演出と幅広い役割をこなし、その高い技術力と創造性を証明しました。

ufotableとの深い繋がり



アニメーションプロデューサーの近藤光氏とは、動画制作時代からの付き合いであり、その関係性は柴田氏のキャリアにおいて重要な要素となっています。彼は、近藤氏と共にufotableの設立にも関与しており、ufotableの躍進には、柴田氏の貢献が大きく影響していると言えるでしょう。

数々の作品への参加



柴田氏は、テレビアニメ、劇場アニメ、OVAなど、幅広いジャンルの作品に参加しています。その作品数は膨大で、彼の高い技術力と多様な才能を物語っています。以下に、主な参加作品を年代順に列挙します。

テレビアニメ:
1997年: 『超魔神英雄伝ワタル』(原画)、『HARELUYA II BØY』(原画)
1998年: 『TRIGUN』(原画)、『サイキックフォース』(原画)、『ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日 Last Episode』(原画)
1999年: 『天使になるもんっ!』(原画)、『人形草紙あやつり左近』(作画監督)
2000年: 『ゲートキーパーズ』(原画)、『炎のらびりんす』(原画)、『劇場版カードキャプターさくら 封印されたカード』(原画)、『劇場版 ああっ女神さまっ』(原画)
2001年: 『ナジカ電撃作戦』(原画)、『フィギュア17 つばさ&ヒカル』(原画)、『スレイヤーズぷれみあむ』(原画)
2002年: 『あずまんが大王』(原画)、『ちょびっツ』(原画)、『Weiß kreuz Glühen』(アクション作画監督)
2003年: 『住めば都のコスモス荘 すっとこ大戦ドッコイダー』(キャラクターデザイン、作画監督)、『こみっくパーティーRevolution』(原画)
2004年: 『ニニンがシノブ伝』(キャラクターデザイン、作画監督、演出)
2005年: 『フタコイ オルタナティブ』(原画、OP原画)、『交響詩篇エウレカセブン』(作画監督、原画)、『ラムネ』(原画、OP絵コンテ・演出)、『ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルてZ』(作画監督)
2006年: 『コヨーテ ラグタイムショー』(キャラクターデザイン)
2007年: 『スカルマン』(キャラクターデザイン、総作画監督)、『モノノ怪』(原画)、『鴉 -KARAS-』(作画監督)
2008年: 『ソウルイーター』(作画監督、第2期OP原画、原画)、『ヤッターマン』(原画、OP原画)、『コードギアス 反逆のルルーシュR2』(原画)
2009年: 『ドルアーガの塔 〜the Sword of URUK〜』(OP原画)、『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』(作画監督、アクション作画監督、第2期OP作画監督、原画)、『DARKER THAN BLACK -流星の双子-』(原画)、『劇場版 ヤッターマン 新ヤッターメカ大集合! オモチャの国で大決戦だコロン!』(作画監督)、『OVA うたわれるもの』(OP原画)
2010年: 『機動戦士ガンダムUC』(作画監督)
2011年: 『トワノクオン』(デザイン協力、作画監督、原画)
2014年: 『ガンダム Gのレコンギスタ』(キャラ作画監督)
* 2023年: 『冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた』(キャラクターデザイン、総作画監督)

その他: 代々木アニメーション学院主催イベント『Animaセンチュリー94’』にてアニメーション部門でグランプリを受賞した『ドロップ』の製作にも参加しています。

まとめ



柴田淳氏は、長年に渡り日本のアニメーション業界に多大な貢献をしてきた、卓越した才能を持つアニメーターです。彼の作品は、多くのアニメファンに感動と興奮を与え続け、今後もその活躍に目が離せません。彼のキャリアは、まさに日本のアニメーション史そのものと言えるでしょう。

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