栃木市役所

栃木市役所：歴史と概要

栃木市役所は、栃木県栃木市の行政を担う中核施設です。現在、東武宇都宮百貨店栃木市役所店との複合施設として、市民サービスを提供しています。

庁舎の歴史

栃木市役所の歴史は古く、初代庁舎は1921年（大正10年）に落成しました。木造2階建ての洋館で、国の登録有形文化財に登録されています。設計には諸説ありますが、大正時代の洋風建築様式の特徴を見ることができます。1960年、新庁舎の開庁に伴い別館となり、2022年には栃木市立文学館として生まれ変わりました。

2代目の庁舎は1960年から2014年まで使用されました。市域の拡大や人口増加に伴い、旧庁舎では手狭になったため、新庁舎の建設が決定されました。54年間、市の行政の中枢として機能し、閉庁後は栃木市立美術館が建設されました。

現在の3代目の庁舎は、かつて商業の中心地を担っていた福田屋百貨店栃木店の建物を改修して2014年に開庁しました。耐震性の強化やバリアフリー化などの改修工事を経て、商業施設と庁舎を融合した複合施設として生まれ変わりました。1階には東武宇都宮百貨店栃木市役所店が入居しています。

アクセス

栃木市役所へのアクセスは、公共交通機関と自家用車があります。

電車：JR両毛線・東武日光線 栃木駅から徒歩15分、東武日光線・東武宇都宮線 新栃木駅から徒歩15分
バス：栃木駅北口、新栃木駅西口から市営バス「ふれあいバス」各路線で「市役所前」下車、徒歩1～2分
車：東北自動車道 栃木ICから約10分

庁舎施設

本庁舎は午前8時30分から午後5時15分まで開庁し、土曜日と日曜日は閉庁日となります。西隣には7階建ての立体駐車場があり、396台の駐車が可能です。土・日曜日も開放されており、5階からは本庁舎への連絡通路があります（平日利用のみ）。

支所情報

栃木市は、合併以前の旧市町域を単位として6つの地域に分けられ、本庁舎の他に5つの総合支所と複数の出張所が設置されています。それぞれの支所の所在地は以下の通りです。

栃木地域:
本庁舎
寺尾支所
国府支所
大宮出張所
吹上出張所
皆川出張所

大平地域:
大平総合支所

藤岡地域:
藤岡総合支所
部屋出張所

都賀地域:
都賀総合支所

西方地域:
西方総合支所
真名子出張所

岩舟地域:
岩舟総合支所

参考文献

栃木市教育委員会『とちぎガイドブック』
栃木市史編さん委員会『栃木市史 史料編近現代1』
* 日向野徳久『写真集明治大正昭和栃木 ふるさとの想い出197』

まとめ

栃木市役所は、歴史と近代的な施設を融合させた、市民にとって使いやすい行政機関です。アクセスも良好で、各地域に支所が設置されているため、市民サービスの充実が図られています。今後も市民にとってより良い行政サービスを提供していくことが期待されます。

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