新栃木駅

新栃木駅（しんとちぎえき）

新栃木駅は、栃木県栃木市平柳町一丁目にある東武鉄道の駅です。駅番号はTN 12。日光線と宇都宮線が乗り入れ、宇都宮線は当駅を起点としています。

歴史

新栃木駅は、1929年（昭和4年）4月1日に日光線が開通した際に開業しました。その後、1931年（昭和6年）8月11日に宇都宮線が開業し、2つの路線が乗り入れる駅となりました。

戦後の発展と変化

1974年（昭和49年）7月23日には、特急列車が1日1往復停車するようになり、1985年（昭和60年）8月19日には特急の停車本数が増加しました。しかし、2001年（平成13年）3月28日のダイヤ改正で、特急の停車駅が当駅からJR接続駅の栃木駅に変更され、特急は一部を除いて当駅を通過するようになりました。

2005年（平成17年）7月には、浅草駅発当駅止まりの急行列車「きりふり」241号が金曜限定で運行開始されました。2006年（平成18年）3月18日のダイヤ改正では、上記の急行「きりふり」241号を発展させる形で、当駅始発・終着列車の「けごん」（早朝上り200号・夜間下り239号）の運行が開始されました。また、当駅始発・終着の準急が区間急行に名称変更され、当該列車の本数も減少しました。これにより浅草駅方面の運用は特急・快速・新設された区間快速を除き大幅に減少しました。

近年の動向

2007年（平成19年）3月18日には、ICカード「PASMO」の利用が可能となりました。2009年（平成21年）6月6日のダイヤ改正に伴い、区間急行の運転区間が当駅までに変更されました。2012年（平成24年）3月17日には、駅ナンバリングが実施され、『TN-12』が当駅に付番されました。2017年（平成29年）4月21日のダイヤ改正では、当駅始発・終着列車の「リバティけごん」（早朝上り208号・夜間下り257号）の運行が開始されました。また、快速・区間快速と浅草駅 - 当駅間の区間急行が廃止され、一般列車の伊勢崎線（東武スカイツリーライン）直通運用が消滅しました。

2020年（令和2年）6月6日のダイヤ改正では、南栗橋駅方面と宇都宮線の間で直通運転が開始されました。2024年（令和6年）3月16日のダイヤ改正を機に、駅構内の発車案内表示器がフルカラーLED式に交換され、同時に自動放送の運用を開始しました。

駅構造

新栃木駅は、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線を有する地上駅です。島式ホーム上には待合室があります。駅舎は線路の西側にあり、島式ホームとは跨線橋（エレベーター併設）により連絡しています。PASMO対応自動改札機が設置されています。なお、東口ロータリー側への直接の駅出入口はなく、駅舎隣接の改札外跨線橋（東西自由通路、エレベーター併設）を経由する必要があります。

当駅北側には南栗橋車両管区新栃木出張所（旧・新栃木検修区）が所在し、ホーム東側には側線があります。また、2022年3月まで鉄道事業本部営業統括部営業部傘下の北関東営業支社が所在していました。

改札口横には隣の栃木駅と同様にセブン銀行のATMが設けられています。

のりば

上記の路線名は旅客案内上の名称（「東武スカイツリーライン」は愛称）で表記しています。

1番線が下り本線、2番線が上り本線、3番線が待避線という構造ですが、当駅が日光線と宇都宮線の乗り換え駅である都合上、配線の関係で1番線から上り列車が発車できないこと以外は柔軟な運用が行われています。

特急は当駅始発の「リバティけごん206号」、および当駅止まりの「リバティけごん255号」（共に3両編成）がいずれも2番線に発着し、それ以外は全列車が通過します。その際下り列車は1番線、上り列車は2番線を走行します。

輸送上の特徴

新栃木駅は日光線と宇都宮線の分岐駅であり、南栗橋駅発着の急行も停車するなど輸送上の主要駅として機能しています。

利用状況

2023年度の1日平均乗降人員は3,337人です。

駅周辺

駅周辺は栃木市市街地の北部に当たり、主に住宅地となっています。

栃木郵便局
栃木市消防本部（栃木市消防署）
足利銀行 新栃木支店
ヨークベニマル 栃木平柳店
ドン・キホーテ 栃木平柳店

バス路線

ふれあいバス
栃木市営バス

隣の駅

東武鉄道

日光線
■特急「リバティけごん」一部発着駅
■急行
栃木駅 (TN 11) - 新栃木駅 (TN 12) - 新鹿沼駅 (TN 18)
■普通
栃木駅 (TN 11) - 新栃木駅 (TN 12) - 合戦場駅 (TN 13)
宇都宮線
■普通
栃木駅 (TN 11) - 新栃木駅 (TN 12) - 野州平川駅 (TN 31)

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