栗原陵矢

栗原陵矢（くりはら りょうや）のプロフィール

栗原陵矢は1996年7月4日に福井県福井市で誕生したプロ野球選手で、福岡ソフトバンクホークスに所属しています。彼は内野手、外野手、捕手のポジションをこなし、右投げ左打ちのスタイルでプレーしています。特に2021年の東京オリンピックでは野球代表チームの一員として金メダルを獲得し、名プレイヤーとしての地位を確立しました。また、彼の妻はモデルの愛甲千笑美です。

経歴

プロ入り前

栗原は小学校1年生の頃、母校の森田小学校で「森田ファイターズ」に入団し、そこから野球を始めました。中学校に進学すると「福井ブレイブボーイズ」に所属し、主に遊撃手としてプレーしましたが、2年生からは捕手に転向。中学日本代表にも選出され、海外遠征を経験しました。

その後、春江工業高校に進学し、1年生から正捕手と4番打者を務めるなど、才能を発揮。特に明治神宮野球大会ではチームを初優勝に導く活躍を見せました。高校3年間で26本塁打を記録し、2014年のプロ野球ドラフトでは福岡ソフトバンクホークスに2位指名を受けて入団しました。契約金6000万円、年俸700万円で契約し、背番号は31に決まりました。

ソフトバンク時代

プロ入団後は、序盤こそ二軍での試合が中心でしたが、2017年には一軍にも昇格し、初出場を果たしました。その後、着実に成績を残し続け、2019年にはプロ初の満塁本塁打を打つなど、打撃力をアピールしました。2020年にはシーズンを通して636打席に立ち、17本の本塁打を記録。特にクライマックスシリーズや日本シリーズではその打撃能力でチームに大きく貢献し、シリーズMVPを受賞しました。

2021年は東京オリンピックでの活躍があり、金メダル獲得に貢献。また、143試合にフル出場し、21本塁打・77打点を記録するなど、すっかりレギュラー選手としての地位を固めました。

ケガからの復帰と2023年以降の活躍

2022年は左膝の靭帯を損傷し、長期のリハビリに入ったものの、2023年には見事復帰を果たしました。副キャプテンに任命され、開幕戦では強烈な3点本塁打を記録し、復帰の喜びを噛み締めました。シーズン中も幾度となく重要な場面で打撃を決め、チームを支える存在として活躍。

選手としての特徴

栗原は、多様なポジションをこなすユーティリティープレイヤーです。特に、捕手としての技術を持ちながら一塁や外野でも活躍できるため、チームにとって非常に貴重な存在です。走力と長打力を兼ね備えた打者として、様々な打順で起用されています。

人柄と興味

栗原には「クリ」や「栗ちゃん」といった愛称があり、好きなメジャーリーガーにはフェルナンド・タティスJr.の名前を挙げています。彼らのプレースタイルやパフォーマンスを参考にしながら、自身のプレーにも取り入れているのが特徴です。

また、オリンピック金メダリストとしての功績が認められ、故郷の福井市にゴールドポストが設置されるなど、その存在感は地域においても大きなものとなっています。今後のさらなる活躍に期待が寄せられる選手です。

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