根塚聖冴

根塚聖冴

ジャパンラグビーリーグワンの舞台で活躍する三重ホンダヒート所属のラグビー選手、根塚聖冴（ねづか しょうご）。彼は1997年1月13日、兵庫県尼崎市に生を受けました。フィールド上では主にスクラムハーフ（SH）として、チームの攻撃を組み立てる重要な役割を担っています。

パーソナルデータと家族構成

根塚選手の体躯は、身長163センチメートル、体重72キログラムです。スクラムハーフというポジションにおいては、俊敏性や低い重心がプレーの利点となることも多く、この体格が彼のプレースタイルに影響を与えていると考えられます。

また、根塚家はラグビー一家であり、彼の弟である根塚洸雅氏もまたプロのラグビー選手として、現在はクボタスピアーズ船橋・東京ベイで活躍しています。兄弟揃って国内最高峰リーグでプレーするという稀有なキャリアを歩んでおり、互いに刺激を与え合いながら高め合っていることでしょう。

アマチュア時代の歩み

根塚聖冴選手のラグビーキャリアは、故郷である兵庫県尼崎市で始まりました。高校はラグビー強豪校として知られる京都成章高校に進学。ここで彼はめざましい成長を遂げ、高校三年時にはその才能が高く評価され、高校日本代表候補にも選出されています。全国レベルでの経験を積み、将来のプロ入りへの礎を築きました。

高校卒業後、2015年に根塚選手は法政大学へ進学しました。法政大学ラグビー部は、関東大学ラグビーリーグ戦グループに所属する伝統あるチームです。大学での4年間、彼はさらに技術と戦術理解を深めました。大学ラグビーという、スピードとフィジカルが求められる環境でプレーすることで、プロレベルで通用する基礎をしっかりと固めていきました。

プロフェッショナルキャリアの軌跡

大学で研鑽を積んだ根塚聖冴選手は、2019年に法政大学を卒業すると、当時のHonda Heat（現在の三重ホンダヒート）に加入し、プロキャリアをスタートさせました。プロチームの一員として、より高いレベルでのトレーニングに励み、チーム内での競争の中で自身のスキルを磨き上げていきました。

そして、プロ入り後の公式戦デビューは、入団翌年の2020年1月12日に訪れました。ジャパンラグビートップリーグ2020の第1節、リコーブラックラムズ（現・リコーブラックラムズ東京）戦において、根塚選手は途中出場ながら記念すべきトップリーグでの初出場を果たしました。この一歩が、彼のプロラグビー選手としての道のりを本格的に開始させた瞬間となりました。

Honda Heatはその後、リーグ再編を経てジャパンラグビーリーグワンに移行し、チーム名も三重ホンダヒートと改称しました。根塚選手は、この三重ホンダヒートの一員として、引き続きスクラムハーフのポジションでチームに貢献しています。スクラムハーフは、密集からの正確かつ迅速なパス供給、戦況に応じた適切なキック判断、そして自ら仕掛けるプレーなど、多岐にわたる役割が求められるポジションです。根塚選手は、これらのスキルを駆使し、チームのテンポを作り出し、アタックにリズムをもたらす重要な存在としてプレーを続けています。

まとめ

兵庫県尼崎市に生まれ、京都成章高校、法政大学を経て、ジャパンラグビーリーグワンの三重ホンダヒートで活躍する根塚聖冴選手。高校時代に高校日本代表候補に選ばれるなど早くからその才能を示し、大学でのさらなる成長を経てプロの舞台へ。弟の根塚洸雅選手も同じくプロラグビー選手として活躍しており、兄弟で日本のラグビー界を盛り上げています。2020年1月のトップリーグでの公式戦デビュー以来、着実に経験を積み重ねている根塚選手は、三重ホンダヒートにとって欠かせない存在の一人です。スクラムハーフとして試合の流れを巧みに操る彼の今後の更なる活躍が期待されます。

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