根本京里

根本 京里 (ねもと みやり)

根本京里さんは、日本のアニメ界で活躍する女性声優で、茨城県出身です。青二プロダクションに所属し、多くのアニメやラジオ番組に出演している彼女は、そのキャリアを通じてさまざまなキャラクターを演じ分ける実力を持っています。

経歴

声優を志したきっかけは、幼い頃からのアニメへの愛情にあります。家庭では、父親がアニメや映画を熱心に楽しんでおり、特にVHSに録画されたアニメの数々に親しみながら成長しました。とりわけ『ルパン三世』や『シティーハンター』などの名作に触れていた影響で、声優の夢を持つようになったといいます。高校時代には「人生は一度しかないので、一番好きなことを追求したい」と強く感じるようになり、声優という道を選ぼうと考え始めました。

最初はアニメーターや声優になれるとは思っていなかったため、大学では幼稚園教諭を目指しました。しかし、大学1年生の時に声優の夢を再燃させ、東北新社映像テクノアカデミア声優科に通うことに決めました。この挑戦をする際には、両親の理解を得るためのプレゼンテーションを作成し、思いを伝えたところ、意外にも応援してくれると言ってもらえたとのことです。

養成所での苦労もありましたが、同じ事務所の声優、角倉英里子の素晴らしい演技を見て、自身の演技力について再考する機会となり、全力で努力する決意を固めました。

デビュー作は『ゲゲゲの鬼太郎（第6作）』で、緊張感の中での新たなスタートを切りました。初めのうちは自身の実力に不安を感じており、デビューから5年以内に自分が納得する役を取れなければ辞めると心に決めていました。しかし、初めてのメインキャラクターとなる『くノ一ツバキの胸の内』のサザンカ役を得たことで、声優として続ける希望を抱くことができたと言います。

人物

彼女の代表作『くノ一ツバキの胸の内』は、彼女にとっての転機となった作品です。この作品での経験から、彼女の演技の幅が広がり、やかましいキャラクターに挑む機会が増えました。また、『アリス・ギア・アイギス Expansion』の高幡のどか役も、自分に近いキャラクターだったため、演じる際には自分とキャラクターの境目を感じなくなるほど没入したと語っています。ファンからの支持を受け、自身の演技の可能性を実感できたことは、彼女にとって大きな自信となりました。

興味を持っている趣味には、ランニングとネイルアート、特技ではエレキベースやスキーを挙げています。また、活動における特技の一つには柔道初段があります。小学1年から続けている柔道は、『YAWARA!』という作品に影響を受けて始めたものです。他にも大学のバレーボール部に所属していました。

出演作品

根本京里さんは、数多くのテレビアニメ、劇場アニメ、ゲームに出演しています。代表的な作品には以下のようなものがあります。

テレビアニメ

• - ゲゲゲの鬼太郎（第6作）
• - くノ一ツバキの胸の内（サザンカ役）
• - アリス・ギア・アイギス Expansion（高幡のどか役）

劇場アニメ

• - 劇場版ポケットモンスター ココ
• - 劇場版 美少女戦士セーラームーンEternal

また、ラジオ番組にも数多く出演し、特に「根本京里の本気！アニラブ」などが知られています。こうした活動を通じて、声優としての存在感を増し、多くのファンに愛される存在となっています。

このように、根本京里さんのプロフィールは、多才な声優としての魅力に満ちています。今後の活躍にも大いに期待されている彼女に注目です。

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