根本薫

根本 薫 - 元プロ野球選手

根本 薫（ねもと かおる）は1998年7月29日生まれ、茨城県稲敷市出身の元プロ野球選手です。ポジションは外野手で、左投左打を特徴としています。彼の野球人生は、中学時代から始まりました。

プロ入り前の経歴

根本は中学生時代に取手リトルシニアでプレーし、その後霞ヶ浦高等学校に進学しました。高校1年生から中堅手としてレギュラーとしてチームに貢献し、2年生の夏には、学校史上初となる全国高校野球選手権大会への出場を果たしました。この際、彼は代打として阪神甲子園球場の舞台に立つ貴重な経験をしました。高校3年生の夏には茨城大会に出場しましたが、準決勝で敗退しました。それでも彼は、高校時代に25本塁打を記録するなど腕前を示しました。さらに、大谷翔平のような二刀流の選手としての可能性に注目されたため、オリックス・バファローズからは投手としての指名を受け、2016年のNPBドラフト会議で9巡目で契約が成立しました。

プロ入り後の活動

2017年、オリックス・バファローズに入団した根本は、当初は投手として登録されましたが、すぐに外野手としての練習も始めました。7月21日に広島東洋カープとのウエスタン・リーグ公式戦で代走として実戦デビューを果たしました。そして、公式戦全体では14試合に出場し、打率は.262という成績を残しましたが、投手としての出番はなく、シーズン終盤に外野手としての登録が新たに決定されました。彼はその後、フェニックス・リーグで経験を積み、同年のアジアウインターベースボールリーグにも参加しました。

2018年には外野手としての登録が正式に行われ、ウエスタン・リーグ公式戦で75試合に出場。打率は.169と課題が残ったものの、2本塁打を放つなど活躍の兆しを見せました。2019年にはさらに成長を遂げ、117試合に出場し打率は.229に改善されましたが、本塁打は1本も記録できませんでした。2020年11月4日には戦力外通告を受け、オリックスを退団しました。

現在の活動

オリックスを退団した後は、元チームメイトの榊原翼と共にブースを開くなど、様々な活動に取り組んでいます。

選手としての特徴

根本薫は、抜群の身体能力を持ち合わせており、強肩と50メートル5秒8という俊足を誇っていました。彼の愛称は「かおるちゃん」と親しまれています。

詳細情報

• - 一軍公式戦出場なし
• - 背番号：59（2017年 - 2020年）
• - 代表歴：2017アジアウインターベースボールリーグ – NPBウエスタン選抜

このように、根本薫は若いながらも多くの経験を積んだ選手でした。今後の活動にも期待が寄せられています。

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