格闘技オリンピックII

闘志天翔～格闘技オリンピックII

『闘志天翔～格闘技オリンピックII』（とうしてんしょうかくとうぎオリンピックツー）は、日本の格闘技イベントで、1992年7月30日に国立代々木競技場第2体育館で開催されました。この大会は、今のK-1の前身となる格闘技オリンピックの第2弾として位置づけられています。

大会の特色

このイベントでは、著名な選手たちが集結し、全6試合が行われました。日本の格闘界で名を馳せる佐竹雅昭や金泰泳をはじめ、アンディ・フグはこの大会でプロデビューを果たすなど、特別な意味を持つ試合が展開されました。また、試合はリングではなく、レスリングマットのような特設の試合場で行われるという独自のスタイルが特徴でした。

対戦カードの詳細

大会の各試合は以下のように行われました。

第1試合

• - 総合格闘技特別ルール 3分3R

西良典（慧舟會） vs. グレッグ・ダグラス（UKF柔術世界王者）
結果: 引き分け (3R終了)

第2試合

• - フルコンタクト空手ルール 3分5R

柳澤聡行（正道会館） vs. アンディ・フグ
結果: 判定 (5R終了)

第3試合

• - カラテグローブルール 2分5R

田上敬久（正道会館） vs. アンドレイ・アルタモノフ
結果: KO (左ハイキック、3R 1:58)

第4試合

• - 空手&キック ミックスルール 3分4R

金泰泳（正道会館） vs. マンソン・ギブソン
結果: 反則 (4R、空手ルールでの顔面殴打)

第5試合

• - 空手&キック ミックスルール 3分4R

後川聡之（正道会館） vs. デル・アポロ・クック
結果: 判定 (4R終了)

メインイベント

• - カラテグローブルール 3分5R

佐竹雅昭（正道会館） vs. アマッド・モハメッド
結果: TKO (3ノックダウン、1R 1:57)

映像ソフト

大会の模様は、BMGビクターから『闘志天翔～格闘技オリンピック2』というタイトルでVHSとレーザーディスクが発売されましたが、2016年現在ではどちらも絶版となっています。

まとめ

このように、闘志天翔～格闘技オリンピックIIは、日本の格闘技シーンにおいて重要な位置を占めたイベントであり、出場した選手たちの熱戦が多くのファンに記憶されています。特に、その魅力的な対戦カードやルール、競技形式は、後の格闘技イベントに多大な影響を与えたと言えるでしょう。

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