桂九ノ一

桂九ノ一：音楽と落語の融合を奏でる上方落語家

1995年大阪府豊中市生まれの桂九ノ一は、上方落語協会に所属する人気落語家です。高校卒業後、お笑いを志してNSCに入学するも、わずか3日で退学。その後、母校の式典で見た落語家、桂九雀に感銘を受け、2016年に入門しました。

波乱万丈の落語家人生

入門当初は九雀宅に住み込みで修行していましたが、師匠の勧めで選挙へ行ったことをきっかけに、通い弟子となります。師匠から課せられた「年季明けに20本のネタを披露する」という条件を4年の歳月をかけて達成。しかし、年季明けの祝いとして師匠から贈られるはずだった黒紋付は、新型コロナウイルスの影響で制作が困難に。そこで、九ノ一は自らクラウドファンディング形式の「桂九ノ一 年季明け記念7日間連続落語会 紋付を作ろう」を開催。7日間に渡り毎日3本のネタを披露し、見事黒紋付を手に入れました。このユニークな試みは、落語界でも話題を呼びました。

音楽との深い関わり

九ノ一は幼い頃から音楽にも深い関心を抱いており、バンド活動でベースを担当した経験も持ちます。エレキギター、アコースティックギター、エレキベース、ウッドベースなど、多くの楽器を演奏できるマルチプレイヤーです。その音楽経験を活かし、落語の中に音楽を取り入れた独自の芸を披露するなど、落語の枠にとらわれない活動を行っています。

幅広い活動

落語家としての活動以外にも、落語家バンド「落語ウルフ」のベーシストとして活躍。笑福亭笑利とのYouTube番組「いっきょいラジオ」の配信にも参加するなど、多方面で才能を発揮しています。自身のキャラクター「ゆるゆるQノ一くん」を監修するなど、創造性豊かな一面も持ち合わせています。

まとめ

桂九ノ一の歩みは、決して順風満帆ではありませんでした。しかし、持ち前の明るさと行動力で困難を乗り越え、独自のスタイルを確立。落語と音楽を融合させた彼の芸は、多くの人を魅了しています。これからも、彼の活躍から目が離せません。

主な経歴
1995年：大阪府豊中市に生まれる
2016年：桂九雀に入門
2020年：年季明け、クラウドファンディング形式の落語会を開催
現在：上方落語協会会員、落語ウルフベーシスト、YouTube番組「いっきょいラジオ」出演中

関連情報
X（旧Twitter）：@katsura9_1
Instagram：@katsura9_1
* ゆるゆるQノ一くん（Twitter）：＠yuruyuru9_1

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