桑原聖

桑原 聖：音楽プロデューサー、作曲家、編曲家の軌跡

桑原聖氏は、日本の音楽業界で活躍する作曲家、編曲家、音楽プロデューサー、そしてベーシストです。音楽制作チームArte Refactの代表も務めています。

音楽への道：L'Arc-en-Cielから同人活動へ

中学生時代、L'Arc-en-Cielの音楽に魅せられギターを始め、その後椎名林檎の音楽に影響を受け、ベースを手にしました。精力的にバンド活動を行っていた桑原氏ですが、2007年冬、同人音楽活動を開始。次第に活動の中心を同人活動に移行させ、バンド活動からは身を引きました。

Arte Refactの設立と音楽プロデュース

2011年3月、東日本大震災をきっかけに、音楽制作チームの結成を決意。同年、Arte Refactを設立しました。2014年には旧名義であるfandelmaleから本名での活動に転向し、2015年4月からはArte Refactの代表を務めています。さらに2016年7月には株式会社AP DREAMを設立し、代表取締役に就任するなど、精力的に活動の幅を広げています。

代表作『あんさんぶるスターズ!』への情熱

桑原氏の代表的な仕事として挙げられるのが、『あんさんぶるスターズ!』の全面音楽プロデュースです。同作品についてはリリース前の企画段階から関心を寄せ、自ら楽曲を作成してプレゼンテーションを行ったほど熱中していました。当時、原作を制作する会社には、桑原氏の様な音楽制作のノウハウが不足しており、桑原氏の参入はまさに渡りに船だったと言えます。両者の思いが一致し、革新的な音楽制作が実現しました。 他にも『温泉むすめ』などのサウンドプロデュースも手掛けています。

音楽への哲学：「音楽はドラマ、メロディーには物語を」

桑原氏は「音楽はドラマ、メロディーには物語を」というモットーを掲げ、楽曲制作に臨んでいます。この理念は、彼が手がける楽曲の一つ一つに深く刻み込まれており、聴く者の心に響く奥深い音楽を生み出していると言えるでしょう。

多彩な作品：ゲーム、アニメ、アーティスト楽曲など

桑原氏の作品は多岐に渡り、ゲーム、アニメ、アーティスト楽曲など、数多くの作品に携わっています。主な作品としては、以下のようなものがあります。

アーティスト関連楽曲

石田燿子、下野紘、TRUE、Pile、中島ヨシキ、真崎エリカ、羽多野渉、青山吉能・高木美佑など、多数のアーティストの楽曲に作曲、編曲として参加。

ゲーム関連楽曲

『アイドルマスター ミリオンライブ!』、『アイドルマスター SideM』、『あんさんぶるスターズ!』、『IS 〈インフィニット・ストラトス〉|IS_〈インフィニット・ストラトス〉ヴァーサスカラーズ』、『ウマ娘 プリティーダービー』、『ωQuintet』、『ガールズ&パンツァー ドリームタンクマッチ』など、多くのゲームタイトルの楽曲制作に携わっています。特に『あんさんぶるスターズ!』では、多数の楽曲を担当し、ゲームの世界観を音楽で彩っています。

アニメ関連楽曲

『アイドルタイムプリパラ』、『犬とハサミは使いよう』、『ウマ娘 プリティーダービー』、『かみさまみならい ヒミツのここたま』、『境界線上のホライゾン』、『境界線上のホライゾンII』、『キラッとプリ☆チャン』、『咲-Saki-全国編』、『劇場版/OVA 翠星のガルガンティア 〜めぐる航路、遥か〜』、『装神少女まとい』、『探偵オペラ ミルキィホームズ　Alternative ONE』、『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』、『転生したらスライムだった件』、『バディ・コンプレックス』、『FAIRY TAIL|FAIRY_TAIL』、『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ|Fate_kaleid liner プリズマ☆イリヤ』、『プリパラ』、『文豪ストレイドッグス』、『sin 七つの大罪』、『ラブライブ!サンシャイン!!』、『ワルキューレロマンツェ』など、数多くのアニメ作品で主題歌や挿入歌などの作曲・編曲を担当。

舞台関連楽曲

『あんさんぶるスターズ! オン・ステージ』シリーズ、『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』など、舞台作品への楽曲提供も行っています。

桑原聖氏の活動は、これからも音楽業界に大きな影響を与え続けることでしょう。彼の情熱と才能によって生み出される、数々の素晴らしい楽曲にこれからも期待が高まります。

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