桑名ふるさと検定

桑名ふるさと検定

桑名ふるさと検定は、かつて桑名ふるさと検定実行委員会が主催していた、三重県桑名市に関するご当地検定です。2008年に第1回が開催され、桑名市長や市議会議長を含む多くの人々が受験しました。しかし、2014年度をもって終了しています。

概要

桑名ふるさと検定は、桑名商工会議所、桑名市、桑名市教育委員会、桑名市観光協会で構成された実行委員会によって運営されていました。桑名市立中央図書館も協力機関として名を連ね、「昭和の記憶」事業で収集された情報も試験問題に活用されていました。

検定の目的は、桑名市を内外にアピールし、その魅力を再認識してもらうことにありました。また、「おもてなしの心」を育み、観光振興や今後の街づくりに貢献することも目指していました。

試験対策として、桑名市教育委員会が中心となって公式ガイドブック『桑名のいろは』が作成・販売されていました。試験前には直前セミナーも開催され、合格者には受験番号が公式ホームページで公開されるほか、合格証が郵送されました。さらに、桑名市博物館で開催される有料企画展に1年間無料で入場できる特典も付与されていました。

出題形式

試験問題は、公式ガイドブック『桑名のいろは』の内容に沿って構成され、以下の3つの分野から出題されました。

自然と歴史
文化と観光
桑名のくらし

試験は初級、中級、上級の3つのレベルに分かれており、同時に複数の級を受験することはできませんでした。

各級の概要

初級
受験資格：特になし
出題形式：3者択一式、100問
ガイドブック：全問ガイドブックから出題、試験場への持ち込み可
中級
受験資格：初級合格者
出題形式：4者択一式、50問
ガイドブック：全問ガイドブックから出題、試験場への持ち込み可
上級
受験資格：中級合格者
出題形式：文中空欄選択肢選別方式、50問
ガイドブック：ガイドブック以外からも出題、試験場への持ち込み不可

書籍

公式ガイドブック
『桑名のいろは』桑名ふるさと検定実行委員会 編、桑名商工会議所、2007年。ISBN 4-9903866-0-4。

参考文献

植村圭子（2008）"図書館サービスにPFIを活かす 前桑名市生涯学習課長 桑名市立図書館・大塚由良美さんに聴く"あうる（図書館の学校）.83:24-27.

外部リンク

* 桑名ふるさと検定（公式サイト） - 桑名商工会議所

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