桑名市博物館

桑名市博物館

桑名市博物館は三重県桑名市京町に所在し、地域の歴史や民俗に重きを置いた展示を行っている施設です。その開館は1971年（昭和46年）にさかのぼり、当初は桑名市立文化美術館としてスタートしました。1985年（昭和60年）に三重県初の市立博物館として改組され、現在に至ります。

博物館の外観は、地域の名物「桑名の千羽鶴」を模した形状が特徴的で、訪れる人々を魅了しています。これに加え、来館者は有料で「連鶴」の折り体験を楽しむこともでき、地元文化にふれる貴重な機会を提供しています。

開館情報

• - 料金: 高校生以上は150円（特別企画展は別料金）
• - 開館時間: 午前9時30分から午後5時（入館は午後4時30分まで）
• - 休館日: 月曜日（祝日の場合は開館）、その翌日、年末年始、展示入替期間

公共交通機関でのアクセスも便利で、JR関西本線および近鉄名古屋線の桑名駅から徒歩約20分。また、桑名駅からは三重交通バスの53系統に乗り、「桑名市博物館」バス停下車すぐ前です。

主な展示内容

博物館では、地元桑名藩に関連する歴史資料や松平定信に関するコレクションを中心に展示されています。さらに、古万古焼や萬古焼の陶器、浮世絵なども収蔵。特に注目されるのは、2016年に初開催された「村正」展です。この企画展では、有名な刀剣「村正」をテーマにし、43振の刀剣を展示しました。この結果、14,917人もの来館者を記録し、大盛況となりました。

この成功を受けて、2018年には村正展が再度企画され、前回よりも予算を増加し展示作品数も増やす予定です。この展覧会の一環として、桑名市のふるさと納税の返礼品として「刀剣の取り扱い体験」も導入されました。刀剣の取り扱い方法や鑑賞技術を伝授するこのプログラムは、博物館の所蔵品を使用し、より深い理解を深める機会を提供します。

桑名市博物館は、地域の歴史と文化を広く一般に紹介し、訪れる人々に貴重な学びの場を提供しています。歴史好きな方はもちろん、文化体験を通じて地域に親しみたい方にもぴったりのスポットです。

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