桑山淳生

桑山 淳生（くわやま あつき）は、1997年11月15日に生まれた、日本のプロラグビー選手。現在は、国内最高峰リーグであるジャパンラグビーリーグワンに所属する東芝ブレイブルーパス東京でプレーしている。

彼は鹿児島県の出身で、幼い頃からラグビーに親しみ、9歳で本格的に競技を始めた。主要なポジションはバックスで、特にスピードとアジリティが求められるウィング（WTB）や、決定的な突破やパスが鍵となるセンター（CTB）を務めることが多い。恵まれた体格を持ち、身長は183センチメートル、体重は90キログラム。家族もラグビーに関わりが深く、実兄の桑山聖生も同じ東芝ブレイブルーパス東京に所属しており、兄弟で同じプロチーム、同じフィールドでプレーする姿は、ラグビー界でも珍しく、しばしば注目される。

高校は地元の強豪校である鹿児島実業高等学校に進学し、ラグビー部で才能を磨いた。高校卒業後の2016年には、多くのプロ選手を輩出している名門、早稲田大学ラグビー蹴球部に進学。大学選手権などで活躍し、その実力はユース世代でも評価され、U17日本代表にも選出された経験を持つ。2020年に早稲田大学を卒業するまで、大学ラグビー界のトップレベルで研鑽を積んだ。

大学を卒業した2020年、彼はプロキャリアをスタートさせるため、当時ジャパンラグビートップリーグに所属していた東芝ブレイブルーパス（現在の東芝ブレイブルーパス東京）に加入した。ルーキーイヤーはチームへの適応期間であったが、翌年の2021年シーズン、具体的には2021年2月20日に行われたジャパンラグビートップリーグ2021の第1節、トヨタ自動車ヴェルブリッツとの試合で、途中出場ながら待望の公式戦初出場を果たした。このデビュー戦を皮切りに、日本のトップリーグで本格的にプレーを開始し、その後リーグワンへと移行したチームでも、バックスの一角として貢献を続けている。

桑山選手は、学生時代から培ってきた高いスキルとプロで磨かれたフィジカルを活かし、チームの勝利に貢献することを目指している。兄・聖生選手と共に、東芝ブレイブルーパス東京のバックスラインを支える存在として、今後のさらなる活躍が期待されている。

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