桑水流裕策

桑水流裕策について

桑水流裕策（くわずる ゆうさく）は、1985年10月23日に鹿児島県鹿児島市で生まれた、日本のラグビーユニオン界で著名な指導者であり元選手です。ニックネームは「ツル」で、ポジションはフランカー（FL）。身長188センチ、体重97キロという体格を持ち、ラグビー界ではその優れた身体能力とスキルで知られています。

彼は、7人制ラグビーの日本代表として59キャップを持ち、しばしば「ミスターセブンズ」と称されました。また、15人制ラグビーでも日本代表として3キャップを有し、日本A代表にも選ばれた実績があります。

経歴

桑水流は高校時代からラグビーを始め、2004年に鹿児島工業高校を卒業後、福岡大学に進学しました。彼のラグビー選手としてのキャリアは、2005年に初めて7人制日本代表に選ばれたことで本格化しました。これは彼のキャリアの重要な転機でした。

2008年には福岡大学を卒業し、コカ･コーラウエストレッドスパークス（現・コカ・コーラレッドスパークス）に加入しました。同年9月6日に行われたジャパンラグビートップリーグの九州電力キューデンヴォルテクス戦にて、公式戦初出場を果たしました。

その後、彼は2009年にラグビーワールドカップセブンズに7人制日本代表として選ばれ、2012年にはUAEでのアジア5カ国対抗戦で日本代表としての初キャップを獲得しました。2013年にもラグビーワールドカップセブンズに選出されるなど、彼の国際的な活躍は続きました。

特に印象深いのは、2014年のアジア大会において、7人制日本代表として金メダルを獲得したことです。さらに、2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、初めて実施された7人制ラグビーの日本代表主将として出場し、ニュージーランドを破る歴史的な勝利を収め、最終的に4位という素晴らしい結果を残しました。

2018年10月には、トップリーグの試合において100試合出場を達成するなど、選手としての地位を確立しました。しかし、2020年1月にはナナイロプリズム福岡のヘッドコーチに就任して指導の道へと進み、2021年にはコカ・コーラレッドスパークスの廃部をもって現役選手を引退しました。

現在の活動

現役を離れた後は、ラグビーの指導者としての道を歩んでおり、若い選手たちの育成に力を注いでいます。彼の豊富な経験と知識は、新しい世代のラグビー選手たちにとって貴重な資源となっています。桑水流の影響力は、ラグビー界だけでなく、さらに多くのスポーツ界にも広がることでしょう。

今後も彼の活動に目が離せません。

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