桑沢デザイン研究所

概要

専門学校桑沢デザイン研究所（Kuwasawa Design School）は、東京都渋谷区に位置するデザイン専門学校で、1954年に設立されました。創立者の桑澤洋子は、バウハウスの理念を基にした教育を通して、先進的なデザイナーの育成を目指しています。これまでに多くのデザイナーやクリエイターが輩出され、国内外でさまざまな分野で活躍しています。

沿革

桑沢デザイン研究所は、設立当初から実務の第一線で活躍するデザイナーや教育者が講義を行うことで、新しい形の実践教育を提供してきました。1954年4月に開校し、当時はドレスデザイン科とリビングデザイン科を中心に構成され、1956年には2年次の設置も行われました。1957年には学校法人桑沢学園として認可され、1958年には新校舎が完成しました。

その後、1960年代には学科の改編やコースの増設が行われ、1976年には専門学校として公式に認可。1998年には現在の総合デザイン科と専攻デザイン科を設置し、教育体制を整えました。これらの進化を経て、2005年には新しい校舎が渋谷区に完成し、近代的な学習環境が整いました。

所在地

桑沢デザイン研究所は、1968年に東京都渋谷区に位置を移しました。最新の校舎は、渋谷区神南1-4-17にあり、現代のデザイン教育に対応した施設を整えています。

設置学科

桑沢デザイン研究所には多彩な学科が設置されています。

• - 総合デザイン科（3年制・昼間部）

- ビジュアルデザイン専攻 (VD)
- プロダクトデザイン専攻 (PD)
- スペースデザイン専攻 (SD)
- ファッションデザイン専攻 (FD)

• - 専攻デザイン科（2年制・夜間部）

- ビジュアルデザイン専攻 (VD)
- プロダクトデザイン専攻 (PD)
- スペースデザイン専攻 (SD)
- ファッションデザイン専攻 (FD)

また、専門課程とは別に基礎造形専攻や基礎デザイン専攻といった附帯教育制度も充実しています。

関係者および評価

桑沢デザイン研究所では、創立者の業績を称え「桑沢賞」が設けられており、デザイン業界の発展に寄与する人々を支援しています。また、東京造形大学と関連しており、一定の成績を修めた学生には教員の推薦による編入の道もあります。

まとめ

専門学校桑沢デザイン研究所は、70年以上の歴史を誇る日本のデザイン教育の先駆け。多様な専門分野において実践的な教育を行い、未来のクリエイターを育成し続けています。

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