桜井三郎右衛門 (12代)

桜井三郎右衛門について

基本情報

桜井三郎右衛門（さくらい さぶろうえもん）は、明治36年（1903年）12月9日から平成3年（1991年）3月24日まで生きた日本の著名な実業家および政治家です。本名は大村泰吉であり、彼は桜井家の第12代当主です。身内には実業家である父、大村貞蔵と兄、大村義雄がいます。

経歴

彼は島根県簸川郡大社町、現在の出雲市で生まれました。大社中学校を卒業後、桜井家の養子に迎えられました。その後、彼は様々な役職で地域社会に貢献しました。具体的には、島根県信用農業協同組合連合や中央農業協同組合連合、同信連の各会長を務め、また県農業会議議員、仁多郡の町村会長、さらには町の畜産、農業や漁業に関する各組合の長も務めました。さらに、仁多町長として町の発展にも力を注ぎました。桜井は島根県日産販売株式会社や山陰酸素工業株式会社の社長職も歴任し、その実業家としての姿勢を強く示しました。

人物像

桜井三郎右衛門は趣味として狩猟に親しんでおり、宗教は浄土宗に属していました。若い頃から田部長右衛門（22代）と親しい関係を築き、彼が翼賛選挙の際に貴族院議員として推薦することもありました。彼の人生は、地域の発展や農業の振興に大いに貢献したことにより、多くの人々に影響を与えました。

家族・親族

桜井家は、戦国時代の武将である塙直之の遺族が由来であり、福島正則によって隠れ住むことを許されました。桜井という姓は、後に出雲でのたたら製鉄を通じて発展していきました。江戸時代には、鉄師頭取としての地位を確立し、地域の鉄山を管理していました。

桜井三郎右衛門の養祖父には三郎右衛門、養父も同じ名前の三郎右衛門がいます。養父は島根県の多額納税者であり、農事に従事していました。妻の千代子との間には長男・尚が生まれ、彼もまた実業家および政治家としてと活動しました。

親族には、並河秀夫や坂口平兵衛、田部長右衛門（22代および23代）などの実業家や政治家が名を連ねています。

結論

桜井三郎右衛門は、自身が継承した伝統や家族の歴史を背景に、地域経済や社会に大きな影響を与えた実業家であり政治家です。その多方面にわたる業績は、今も多くの人々の記憶に残っています。

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