桜庭 (弘前市)

桜庭について

桜庭（さくらば）は青森県弘前市に位置し、旧中津軽郡東目屋村の大字にあたります。この地域の郵便番号は036-1441です。桜庭は、美しい岩木川の北側に広がっており、周囲には黒土や平山、中野といった地域が接しています。自然に恵まれたこの場所は、青森の文化や歴史とも深い関わりを持っています。

地域の地理

桜庭は北から東方向にかけて黒土と接触しており、南には平山、西側には中野があります。地域内には多くの小字が存在し、それぞれ独自の魅力を持っています。具体的な小字には、狼ノ平（おいのひら）、久保（くぼ）、清水流（しみずながれ）、外山（そとやま）、鳴瀬（なるせ）、西田（にした）、福田（ふくだ）があります。

歴史的背景

桜庭の歴史は古く、特に大同2年（807年）には坂上田村麻呂によってこの地に観音堂が建設されました。現在の多賀神社は、当時の観音堂が変遷したものとされています。その後、明治3年（1870年）には観音堂が多賀神社へと改名されます。1889年（明治22年）には東目屋村の大字に指定され、その後の1891年（明治24年）時点での記録には、362人の人口と50の戸数、35の厩（馬小屋）が存在したことが記されています。さらに、学校も1校あったことが確認されています。1955年（昭和30年）には弘前市に編入され、弘前市の大字として位置づけられました。

現在の世帯数と人口

2017年6月1日の段階での桜庭の世帯数と人口については、詳細な統計が存在しますが、近年その数は安定した状況を保っています。

教育施設

この地域には、弘前市立東目屋小学校と弘前市立東目屋中学校という教育機関が存在し、地域の子どもたちの教育を支えています。これらの学校は、地域の教育の中心として重要な役割を果たしています。

医療機関

桜庭には医療機関も整備されており、例えば「すごうクリニック」が地域住民の健康を守っています。十分な医療サービスが提供されることは、この地域の住民にとって大変重要です。

商業施設

商業面では、サークルK東目屋店などが地域の生活を支えています。また、農業関連施設として奥富士アップルセンターも存在し、地元の特産品であるリンゴの生産が行われています。こうした施設は、地域の経済にも寄与しており、地元住民の生活を豊かにしています。

通信と公共施設

通信インフラとしてはNTT国吉電話交換局が地域内に設けられており、住民は便利にコミュニケーションを取ることができます。また、公共施設として弘前市東目屋児童館があり、地域の子どもたちが遊びや学びを通じて成長する場所となっています。

交通アクセス

交通の便も良好で、弘南バスの桜庭停留所が設置されており、弘前市内外へのアクセスが容易です。特に、東目屋中学校前や弘前 – 田代・川原平・大秋線などの路線が利用され、多くの住民に利用されています。

このように、桜庭は自然に囲まれた魅力的な地域であり、歴史的背景と現代的な生活環境が調和した場所となっています。

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