桜橋駅 (静岡県)

桜橋駅について

桜橋駅（さくらばしえき）は、静岡県静岡市清水区春日一丁目にある静岡鉄道静岡清水線の駅で、駅番号はS13です。地域の交通の要所に位置するこの駅は、175人規模の規模で、地元住民や通勤者に親しまれています。

歴史

桜橋駅の歴史は、1908年の開業から始まります。その後、1950年3月27日には、近隣の国鉄東海道本線で発生した貨物列車の脱線事故により、一時的に静岡清水線が運休となりました。この事故では、静岡鉄道が計画的な措置を講じ、国鉄の上下線と接続して移動手段を確保したことが評価され、運輸大臣から表彰状が授与されました。

1996年には急行停車駅となり、さらに2011年から2020年にも急行・通勤急行が停車していました。2025年3月29日には再度急行・通勤急行が復活し、再び利用者に便利な駅としての役割を果たしています。

駅構造

桜橋駅は、単式ホーム2面2線の構造を持ち、新清水方面のホームは上下線に挟まれています。この構造は柚木駅に似ており、駅の上下ホームは踏切で結ばれているのが特徴です。かつては新清水方面のホームが島式ホームとして使用されていましたが、ラッシュ時の混雑を緩和するために上下線のホームを分離しました。

また、ホームの中央には屋根を支えるための支柱があり、新清水方面行きのホーム上には両流れの屋根が設置されています。駅舎は、設置された新静岡方面のホームに移動され、現在の位置に存在しています。

かつては桜橋駅から駒越を経て三保へ続く支線「三保線」が計画されていましたが、第二次世界大戦の影響で工事は中止となりました。このため、関連する資料や書類は戦災で失われてしまったため、当時の詳細はほぼわからなくなっています。

利用状況

静岡市が発表した統計によると、2019年度の一日平均乗車人員は2333人で、降車人員は2364人でした。この利用者数は、静岡清水線全15駅の中で5番目に位置しています。また、近年の乗降人員は安定している傾向を見せています。

駅周辺

桜橋駅周辺にはさまざまな施設があります。地域の教育機関としては、静岡市立清水入江小学校や静岡市立清水桜が丘高等学校があり、人気のあるアニメ『ちびまる子ちゃん』でも登場する学校があります。清水中央図書館や岡生涯学習交流館もあり、地域住民にとっての集いの場所となっています。

その他、清水桜橋通郵便局などもあり、駅周辺は便利な地域として知られています。また、桜橋という名称はこの地域の観光名所ともなっており、多くの人々が訪れるスポットとなっています。

隣の駅

• - ■急行・■通勤急行：狐ヶ崎駅 (S12) - 桜橋駅 (S13) - 新清水駅 (S15)
• - ■普通：狐ヶ崎駅 (S12) - 桜橋駅 (S13) - 入江岡駅 (S14)

桜橋駅は、地域に密着した交通機関であり、今後も地域の発展に寄与する存在であることでしょう。

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