梅嵜周毅

梅嵜周毅 氏について

梅嵜 周毅（うめざき しゅうき、1966年3月31日 - ）氏は、日本の元バスケットボール選手であり、現在は指導者、そして大学教員として活動しています。福岡県の出身で、兄である梅嵜英毅氏もまたバスケットボール指導者として知られており、Bリーグのアイシン ウィングスでヘッドコーチを務めています。

選手キャリア

梅嵜氏のバスケットボールキャリアは、福岡大学附属大濠高等学校から始まりました。高校時代には、後にプロバスケットボール選手・指導者となる中原雄氏の一年先輩として共にプレーしています。高校卒業後は明治大学に進学し、大学バスケットボール界で選手としての実力を磨きました。大学を卒業後、1988年に豊田通商に入社。同社のバスケットボールチームの一員として、1995年に現役を引退するまで選手としてコートに立ち続けました。

指導者としての歩み

選手生活にピリオドを打った1995年、梅嵜氏は指導者としての新たなキャリアをスタートさせます。最初の指導の場は日立那珂のコーチでした。ここでチームを日本リーグ昇格へと導くなど、手腕を発揮しました。その後、アメリカ合衆国に渡り、バスケットボールの本場であるケンタッキー大学へコーチ留学。先進的な指導法や戦略について学びを深めました。帰国後、津島女子高校でコーチを務めるなど、様々なカテゴリーでの指導経験を積みました。

シャンソン化粧品での成功と挑戦

2000年、梅嵜氏は女子バスケットボールのトップリーグであるWリーグに所属する強豪、シャンソン化粧品シャンソンVマジックのアシスタントコーチに就任します。中川文一ヘッドコーチのもとで指導にあたり、その後、鄭周鉉氏がヘッドコーチに就任してからも引き続きアシスタントコーチを務めました。この期間中、チームは黄金期を迎え、2005年にはWリーグでの優勝を達成するなど、輝かしい成績を残しました。優勝に貢献した後、2006年からはヘッドコーチとしてチームを率いることになります。また、この時期にはU-19日本代表チームのアシスタントコーチも兼任し、若い世代の育成にも関わりました。

しかし、シャンソン化粧品のヘッドコーチとして迎えた2009-10シーズン、チームはプレーオフ進出を逃す結果となります。これが一つの区切りとなり、梅嵜氏は2010年に同チームのヘッドコーチを辞任しました。

大学での教育と指導

シャンソン化粧品を離れた後、梅嵜氏は環太平洋大学女子バスケットボール部の監督を務めました。そして、2013年4月からは教育者としての道も歩み始めます。中部大学に准教授として着任し、同時に女子バスケットボール部の監督にも就任。現在に至るまで、大学教育の現場で学生たちを指導するとともに、バスケットボールを通じて若いアスリートの育成に力を注いでいます。長年のバスケットボールキャリアで培った経験と知識を、教育者・指導者として次世代に伝えています。

梅嵜氏のキャリアは、選手として、そして指導者として国内外で多様な経験を積んできた軌跡であり、日本のバスケットボール界における重要な存在の一人と言えるでしょう。

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