棚下不動滝

棚下不動滝（たなしたふどうたき）

群馬県渋川市赤城町棚下にある棚下不動滝は、日本の[[滝百選]]にも選ばれた名瀑です。この滝は、雄滝と雌滝の二つから構成されており、それぞれ異なる魅力を持っています。

雄滝

雄滝は、高さ約20メートルの直瀑で、滝の裏側を通ることができる「裏見の滝」として知られています。滝の裏側には大きく抉られた空間があり、そこには不動院奥院が建てられ、不動明王が祀られています。この雄滝単独を指して「棚下不動滝」と呼ぶこともあります。滝の裏側から眺める景色は、他では味わえない特別な体験となるでしょう。

雌滝

雄滝の北側に位置する雌滝は、落差約40メートルですが、年間を通して水量が少ないのが特徴です。雌滝へ近づくルートは整備されておらず、棚下不動尊駐車場から棚下不動尊に至る坂道から遠望する形になります。その姿は、雄滝とはまた異なる静かで優美な印象を与えます。

東日本大震災の影響と復旧

2011年の東日本大震災では、本堂から奥院へ続く参道が大規模な崩落に見舞われ、参道の一部が破壊されました。また、一部の岩塊が斜面裏側の駐車場に落下するという被害も発生しました。その後、復旧工事が行われ、2019年3月には新しい参道が完成し、裏見ができるようになりました。しかし、同年6月の大雨により参道の階段が再び流出してしまい、一時的に通行止めとなりました。その後、2020年8月に階段が付け替えられ、現在は再び見学が可能となっています。

アクセス

関越自動車道赤城ICから約20分で駐車場に到着します。駐車場からは徒歩約10分で滝に到着します。自然の中を歩くため、歩きやすい靴で訪れることをお勧めします。

訪れる際の注意点

天候によっては足元が悪くなるため、注意が必要です。
自然保護のため、ゴミは持ち帰りましょう。

まとめ

棚下不動滝は、雄滝の裏見という珍しい体験ができるだけでなく、雌滝の優美な姿も楽しめる魅力的な場所です。自然の力強さと美しさを同時に感じることができるこの場所を、ぜひ一度訪れてみてください。

関連情報

* [渋川市]]公式サイト: [棚下不動の滝 - 渋川市

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