森、道、市場

森、道、市場（もり、みち、いちば）

愛知県三河地方で開催される「森、道、市場」は、地元の魅力を感じることができる野外イベントとして、毎年多くの人々が訪れています。2011年に始まったこのイベントは、主に蒲郡市のラグーナテンボス周辺で行われ、年々その規模を拡大してきました。

イベントの特徴

「森、道、市場」は、「モノとごはんと音楽の市場」というスローガンのもと、全国各地から300以上のテナントが集結します。ここでは、食品や雑貨の販売のほか、複数のステージでの音楽ライブが行われており、訪れる人々はさまざまな体験を楽しむことができます。このイベントは毎年約3万人の来場者を誇り、地域の経済活性化にも寄与しています。

主催を務める「森、道、市場実行委員会」は利益を追求しない姿勢を持ち、入場チケットをお手頃な価格で提供しています。そのため、訪れる人々にとっても参加しやすいイベントとなっています。

開催の歴史

このイベントは、2011年9月17日・18日に最初の回が開催されたことから始まりました。蒲郡市の三ヶ根山ロープウェイ山麓駅跡で行われ、その後も同様の場所で開催が続きました。しかし、2013年には岡崎市での開催が予定されていましたが、台風の影響で中止となりました。

2014年からはラグーナビーチでの開催が恒例となり、2017年からは隣接するテーマパーク「ラグナシア」も利用する形で、より大規模なイベントとして進化しました。

アクセスと混雑

イベント期間中は、訪れる人々でJR東海道本線三河大塚駅が混雑します。そのため実行委員会は、東名高速道路の音羽蒲郡インターチェンジの利用を推奨しています。また、蒲郡駅からは有料のシャトルバスが、三河大塚駅からは無料のシャトルバスが出ており、アクセス面も考慮されています。

コロナ禍における対応

2020年には新型コロナウイルスの影響でイベントが中止されるという厳しい状況もありましたが、その際にはオンラインライブ『森、道、市場をお茶の間で』が特別配信され、参加者とのつながりを保つ工夫がされました。

終わりに

「森、道、市場」は、ただの買い物や音楽のイベントにとどまらず、地域の文化や人々との交流を深める場としても重要な役割を果たしています。毎年新しい発見や体験を提供し、愛知県内外の多くの人々に支持されるイベントとして、今後の成長にも期待が寄せられています。

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