森功至 (ラグビー選手)

森 功至：奈良が生んだフルバックの軌跡

森 功至（もり こうじ）氏は、1985年12月17日に奈良県大和郡山市に生まれた日本の元ラグビー選手です。主にフルバック（FB）として、国内のラグビーシーンでプレーしました。身長は177cm、体重は85kg。

ラグビーとの出会いと学生時代

森選手がラグビーの世界に足を踏み入れたのは、ご自身の意思ではなく、母親にラグビースクールへと通わされたことがきっかけでした。しかし、この偶然の出会いが、その後の彼の人生をラグビーと共に歩むことになります。

高校は奈良県立御所工業高等学校に進学し、ラグビー部で技術を磨きました。2004年に同校を卒業後、関東の強豪である東海大学へ進学。大学でもラグビーを続け、その才能を開花させていきます。在学中には、全国の精鋭が集まる全国大学オールスターゲームのメンバーにも選ばれるなど、学生トップレベルの選手として評価されました。東海大学時代のチームメイトには、猿田智広氏、宍戸要介氏、宮本誉久氏、森脇秀幸氏らがおり、共に汗を流しました。

トップリーグでのキャリア

東海大学を卒業した2008年、森選手は国内最高峰リーグであるジャパンラグビートップリーグに所属するクボタスピアーズに加入しました。プロフェッショナルな環境に身を置き、さらなる成長を目指します。

クボタスピアーズの一員として活動する中で、トップリーグの舞台に初めて立ったのは、加入から2年後の2010年10月9日でした。この日に行われたジャパンラグビートップリーグ2010-2011シーズンの第5節、サントリーサンゴリアスとの試合に途中出場し、念願の公式戦初出場を果たしました。

主にフルバックとして、チームの最後尾を守り、相手のキック処理やカウンターアタックの起点となる役割を担いました。プロの世界で経験を積み重ね、クボタスピアーズに貢献しました。

キャリアの終焉

クボタスピアーズで約9シーズンにわたりプレーした後、森功至選手は2017年に同チームを退団しました。これにより、彼のトップリーグでの選手キャリアに一つの区切りがつけられました。

奈良県で生まれ育ち、母親に連れられたラグビースクールから始まった森選手のラグビー人生は、高校、大学を経てトップリーグへと繋がり、日本のラグビー界に確かな足跡を残しました。

関連情報

奈良県出身の人物
奈良県立御所工業高等学校
東海大学体育会ラグビーフットボール部
クボタスピアーズ
* 東海大学時代の同級生：猿田智広、宍戸要介、宮本誉久、森脇秀幸

もう一度検索