森掛川インターチェンジ

森掛川インターチェンジ

概要

新東名高速道路の森掛川インターチェンジ（もりかけがわインターチェンジ）は、静岡県周智郡森町睦実（むつみ）に位置しています。2012年（平成24年）4月14日、新東名高速道路の御殿場ジャンクション（JCT）から三ヶ日JCT間が開通した際に同時に供用が始まりました。このICは、地域の交通網と新東名高速道路を結ぶ重要なアクセスポイントとして機能しています。

歴史

インターチェンジの名称については、供用開始に先立つ2011年（平成23年）8月26日に「森掛川IC」として正式に決定されました。これは、所在地である森町と、広域的な関連が深い掛川市の名を冠したものです。開通以来、地域へのアクセス向上に寄与しています。

制限速度引き上げ試行区間

森掛川ICは、新東名高速道路における最高速度規制に関する社会実験の区間でもありました。2017年（平成29年）11月1日から、新静岡インターチェンジから当ICまでの約50キロメートル区間において、制限速度がそれまでの100 km/hから110 km/hへ引き上げられる試行が実施されました。さらに、この試行の結果や効果が検証された後、2019年（平成31年）3月1日には、この区間の最高速度が120 km/hに正式に引き上げられました。森掛川ICは、この日本における高速道路の新たな基準作りに貢献した区間の一部です。

接続道路

当ICから直接接続しているのは、静岡県道40号掛川天竜線です。この県道を利用することで、森町内の各方面や、隣接する掛川市方面へ向かうことができます。地域交通の円滑化において重要な役割を果たしています。

料金所

森掛川ICの料金所には、合計7つのブースが設けられています。

入口：3ブース
ETC専用：1ブース
ETC/一般：1ブース
一般：1ブース
出口：4ブース
ETC専用：2ブース
ETC/一般（精算機）：1ブース
一般（精算機）：1ブース

これらのブース構成により、様々な支払い方法に対応し、スムーズな料金収受が行われています。

周辺施設

インターチェンジ周辺には、以下のような施設があります。

葛城ゴルフ倶楽部
加茂荘花鳥園（旧・加茂花菖蒲園）
天竜浜名湖鉄道（天浜線） 原田駅
ピアゴ 森店
掛川グリーンヒルカントリークラブ

これらの施設へのアクセス拠点として、森掛川ICは利用されています。

隣接施設

新東名高速道路における森掛川ICの隣接施設は以下の通りです。

東側（東京方面）
(12) 島田金谷IC
掛川PA
西側（名古屋方面）
(13-1) 遠州森町PA/SIC
(13-2) 新磐田SIC
(14) 浜松浜北IC

森掛川ICはIC番号13にあたります。

まとめ

森掛川インターチェンジは、静岡県森町に位置する新東名高速道路の重要なインターチェンジです。2012年の開通以来、地域へのアクセス向上に貢献し、また日本の高速道路における制限速度引き上げ試行区間の一部としても知られています。周辺施設へのゲートウェイとして、そして広域交通ネットワークの一翼を担う施設として、その役割は大きいと言えます。

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