植田睦

植田睦（うえだ むつみ）

植田睦は、1972年1月25日生まれ、大阪府東大阪市出身の日本の柔道家です。現役時代は主に52kg級、後に56kg級の選手として活躍しました。身長は163cmで、得意技は大外刈です。

人物

植田は3人姉妹の次女として生まれ、姉の早苗は実業個人選手権52kg級で2位、妹の庸子は体重別や全国女子体重別の57kg級で3位になるなど、姉妹揃って柔道で優秀な成績を収めています。

柔道は中学1年生の時にニュージャパン柔道協会で始めました。高校は、道場の先輩である深川照子が通っていた大阪市立桜宮高等学校に進学。1学年上には、後のバルセロナオリンピック56kg級で銅メダルを獲得する立野千代里がいました。

高校2年生の時には、高校選手権52kg級で決勝に進出しましたが、浜松西高校2年の溝口紀子に横四方固で敗れました。3年生の時には、体重別準決勝で再び溝口に送襟絞で敗れて3位に終わりました。しかし、その後の強化選手選考会では、日大藤沢高校2年の菅原教子を破って優勝を果たしました。

1990年に筑波大学に進学すると、1年生の時に体重別で、それまで勝てなかったライバルの溝口紀子を技ありで破って優勝。同年のアジア大会でも優勝しました。2年生の時には、体重別決勝で溝口を判定で破り、2連覇を達成。世界選手権では3位に入賞しました。正力杯でも決勝で溝口を破って優勝を果たしました。しかし、3年生の時には体重別決勝で溝口に判定で敗れ、バルセロナオリンピック代表の座を逃しました。正力杯では56kg級に出場し、2階級制覇を達成。強化選手選考会では3年ぶり2度目の優勝を飾りました。

その後、怪我などもあって第一線からしばらく離れていましたが、1994年にミキハウスに入社し、階級を56kg級に上げました。その後、強化選手選考会では2位、福岡国際では3位に入賞しました。引退後の2004年には、第1回日本マスターズ柔道大会の団体戦で3位に入りました。

主な戦績

52kg級

1989年 - 高校選手権　2位
1989年 - 体重別　3位
1989年 - 強化選手選考会　優勝
1990年 - 体重別　優勝
1990年 - アジア大会　優勝
1990年 - 福岡国際　3位
1991年 - 体重別　優勝
1991年 - 世界選手権　3位
1991年 - 正力杯　優勝
1991年 - アジア柔道選手権大会　2位
1991年 - 福岡国際　3位
1992年 - フランス国際　2位
1992年 - 体重別　2位
1992年 - 正力杯　優勝(56kg級)
1992年 - 強化選手選考会　優勝
1994年 - 強化選手選考会　2位(56kg級)
1994年 - 福岡国際　3位(56kg級)

(出典: JudoInside.com)

外部リンク

植田睦 - JudoInside.com のプロフィール（英語）

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