楠山俊介

楠山 俊介のプロフィール

楠山俊介（くすやま しゅんすけ）は、1954年6月4日生まれで、日本の政治家であり歯科医師です。彼は、2012年から2016年まで静岡県下田市長を務めた後、2023年4月から下田市議会議員として新たな政治活動を始めました。

学歴と職業経歴

静岡県下田市に生まれ育った楠山は、地元の小学校や中学校を卒業し、静岡県立下田北高等学校を経て、城西歯科大学（現・明海大学）歯学部に進学しました。1982年には、下田市吉佐美に自身の歯科医院を開業し、地域医療に従事する一方で、さまざまな地域活動にも参加しました。

彼は1993年に下田青年会議所の理事長を務め、その後1994年には下田を中心に南豆地域の活性化を目指して「下田にぎわい社中」の設立に参加し、2006年からはその代表理事を務めています。地域への情熱が伝わる活動の数々は、彼の市長としての役割や市議会議員としての現在の活動に活かされています。

市長としての業績

2012年、前市長の石井直樹から後継者として指名を受け、無所属で下田市長選に出馬しました。選挙は無投票での当選となり、7月に市長に就任しました。彼の市長としての任期中には市庁舎の移転問題が大きな課題となりました。

老朽化が進んだ市庁舎は、耐震基準を満たしておらず、さらには津波の浸水想定区域にありました。したがって、市役所の移転が重要という認識があったものの、楠山が提案した新たな移転候補地には多くの反対意見が寄せられたため、彼は計画を見直すことになりました。市民との対話を重視する姿勢は、多くの支持を集める要因でした。

市長選挙の動向と落選

2016年6月には、自民党の推薦を受けて2期目を目指す市長選挙に出馬しましたが、前市長が支持した新人候補の福井祐輔と争うことになり、結果は不利に終わりました。落選を受けた後も、地域活動への関心を持ち続けました。

市議会議員としての再挑戦

2023年3月末、出馬予定の下田市議会議員選挙に無所属での立候補を表明し、同年4月16日告示、4月23日投開票が行われました。選挙の結果、彼は915票を獲得し、15名の候補者中3位で初当選を果たしました。この成果は、地域への継続的な関心と貢献が評価された結果と言えるでしょう。

今後の彼の政治活動に、地域住民は大きな期待を寄せています。多様な意見を尊重し、議会と行政を一層活性化させていくことが彼の掲げる目標です。

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