楽園 Serious Barbarian III

アルバム『楽園 Serious Barbarian III』について

『楽園 Serious Barbarian III』は、1990年10月21日にEPIC・ソニーからリリースされた、大沢誉志幸の8作目となるスタジオ・アルバムです。このアルバムは、「Serious Barbarian」シリーズの完結編であり、ファンにとって特別な意味を持っています。2013年7月17日には、ソニー・ミュージックダイレクトからBlu-spec CD2版がリリースされました。

アートワーク

アルバムのジャケットは、タバコを吸っている大沢誉志幸の写真を中心に配置されており、シルバーを基調とした印象的なデザインが特徴です。このアートワークは、アルバムの雰囲気やテーマを反映しており、聴く前からその世界観に引き込まれます。

収録曲について

本アルバムには、全12曲が収められており、作曲と編曲をすべて大沢自身が手掛けています。収録曲は以下の通りです：

1. Serious Barbarian III: Changin'～月と密林（10分17秒）
- 作詞：大沢誉志幸（Changin'）、杉林恭雄（月と密林）
- 先行シングルとして注目を集めた「月と密林」も収録されています。

2. ずっと甘い口唇（6分46秒）
- 作詞：西脇唯
- 後にシングルカットされ、広く知られる楽曲です。

3. DOLL（6分30秒）
- 作詞：杉林恭雄
- 独特な世界観を持った歌詞が印象的な楽曲。

4. Oh! Met ∞ cha ～つまりはすべて夢のせいにすればいい（6分02秒）
- 作詞：大沢誉志幸
- ドリーミーな雰囲気の曲。

5. 瞳のパラレル（4分52秒）
- 作詞：神沢礼江
- 錯覚をテーマにした印象的な歌詞。

6. 遠い約束（6分07秒）
- 作詞：西脇唯
- 美しいメロディーとともに語られる物語。

7. 誰のためでもない欲望 (Peep & Deep Inside)（2分57秒）
- 作詞：柳川英巳
- 短いながらも強いメッセージを持つ1曲。

8. Plot 3 （南へ行けなかった男）（2分19秒）
- 作詞：土屋久美子
- この曲は大沢自身による朗読が特徴。
- 土屋久美子はOriginal Video Film『Serious Barbarian』に出演しています。

9. 夜の色彩（いろ）（5分08秒）
- 作詞：尾上 文
- 夜の情景を描いたミステリアスな楽曲。

10. Freeze Frame （5分間のオリジナリティ）（5分44秒）
- 作詞：竹内学
- 現代的な感覚を取り入れた作品。

11. 微笑みだけがそこにいる（8分29秒）
- 作詞：西脇唯
- 深い感情が込められたバラード。

12. Reprise of Serious Barbarian I & II（1分30秒）
- シリーズを振り返る内容となっており、ファンには至福の瞬間です。

音楽的要素

アルバム全体を通して、大沢誉志幸の音楽スタイルが色濃く反映されており、彼の独自の感性と表現力が光ります。楽曲ごとに異なるテーマが描かれているだけでなく、メロディーやアレンジも個性的で、聴き手を飽きさせることがありません。

まとめ

『楽園 Serious Barbarian III』は、単なる音楽アルバムではなく、聴く者に深い感動を与えるアート作品とも言えます。このアルバムを通じて、大沢誉志幸の創造性を再確認できることでしょう。彼の音楽は、時代を超えて多くのファンに愛され続けており、本作もその一部と言えるでしょう。

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