榊原梨奈

榊原 梨奈

榊原 梨奈（さかきばら りな）氏は、1994年3月7日に愛知県で生まれた日本の元女子プロ野球選手です。プロキャリアでは主に外野手としてグラウンドに立ち、その守備力と打撃でチームに貢献しました。

至学館大学を卒業後、榊原氏は2016年に女子プロ野球リーグに所属する兵庫ディオーネに入団し、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。

兵庫ディオーネの一員として、2016年から2019年までの4年間、女子プロ野球リーグの公式戦でプレーしました。この期間、彼女はチームの主要な外野手として活躍し、多くの経験を積みました。

プロ選手として初めて公式戦の打席に立ったのは、入団した年の2016年5月14日、対京都フローラ戦でのことでした。5回裏に代打として起用され、相手投手である植村美奈子と対峙しましたが、結果は見逃し三振となり、これがプロでの初出場・初打席となりました。

プロでの記念すべき初安打は、初出場から間もない2016年5月28日、再び京都フローラとの対戦で生まれました。この試合の3回表、打席に立った榊原選手は、植村美奈子投手からセンター前へのヒットを放ち、プロとして初めての安打を記録しました。

そして、プロキャリアで初となる本塁打は、入団2年目の2017年シーズンに記録されました。2017年4月18日の対京都フローラ戦、6回表の打席で、相手投手の長尾朱夏からレフト方向へソロホームランを放ちました。これは彼女にとってプロ野球での大きな節目となる一打でした。

女子プロ野球リーグでの4シーズンのプレーを終えた榊原選手は、2019年シーズンをもってリーグを離れることとなりました。しかし、そこで競技生活を終えることなく、新たな挑戦を選びました。

2020年からは、新たに設立されたクラブチーム「東海NEXUS」に加わりました。このチームでは、一般企業に勤務しながら野球を続けるという新しいスタイルでのプレーを開始しました。プロの舞台からアマチュアのクラブチームへと活動の場を移し、野球との関わり方を変化させていきました。

東海NEXUSでの活動は、2021年6月をもって区切りを迎え、チームを退団しました。これにより、選手としての競技生活に一つのピリオドが打たれました。

榊原氏のキャリアにおける背番号の変遷も特筆されます。2012年から2015年までの期間に使用していた背番号は「41」でした。女子プロ野球リーグの兵庫ディオーネ在籍時（2016年-2019年）には背番号「21」を着用。そして、クラブチームの東海NEXUSでのプレー期間（2020年-2021年）には背番号「1」を背負いました。これらの背番号は、彼女の野球人生の各段階を示しています。

愛知県で生まれ育った榊原梨奈氏は、女子プロ野球リーグでの活躍から、その後のクラブチームでのプレーに至るまで、一貫して外野手としてフィールドに立ち続けました。プロでの様々な記録を達成し、選手として野球に情熱を注いだ確かな歩みを残しました。

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