榊原茂樹

榊原茂樹について

榊原茂樹（さかきばら しげき）は、1945年12月21日に愛知県に生まれた日本を代表する経営学者です。彼は経営学博士の学位を1988年に取得し、神戸大学で長年にわたり教育と研究に従事しました。

学歴と職歴

榊原氏は、兵庫県立神戸高等学校を卒業後、1968年に神戸大学経営学部を卒業し、同年に住友化学工業に入社しました。その後、1972年には神戸大学大学院経営学研究科修士課程を修了し、さらに1988年には「資本資産の価格形成モデルとその応用に関する理論的・実証的研究」というテーマで博士号を取得しました。

大学における職歴は、1972年に神戸大学経営学部の助手として始まり、1975年には講師、1979年には助教授、1988年には教授に昇進しました。2000年には経営学部長に就任し、2006年に定年となり名誉教授の称号を得ました。その後、関西学院大学商学部教授としても教鞭を執り、2014年に退職しました。また、2007年から2010年まで日本経営財務研究学会の会長を務めました。

主な著作

榊原茂樹は、多くの著書や共編著を出版しており、経営学や財務理論に関する重要な貢献をしています。主な著作には、1986年に出版された『現代財務理論』や、1992年の『株式ポートフォリオのリスク管理』があります。共編著としては、1988年に生駒道弘との共著で出版した『経営財務と証券市場』や、1998年の『証券投資論 第3版』、また2006年の『パーソナルファイナンス入門』などが挙げられます。

翻訳者としても活躍し、1999年にはフランク・J・ファボッツィ編の『年金資産運用マネジメントのすべて プラン・スポンサーの新潮流』の監訳を担当しました。

影響と貢献

榊原の研究は、経営学と財務理論の発展に大きく寄与しており、彼の著作は今なお多くの学生や研究者に利用されています。彼の理論や考え方は、企業の財務戦略や投資決定に深い影響を及ぼしており、経営学の重要なリーダーシップを担っています。彼の長年の業績は、経営学分野における基盤を築くものであり、今後の研究にも影響を与え続けることでしょう。

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