樋口俊一

樋口俊一の政治家としての軌跡

樋口俊一（ひぐち としかず）は、1951年10月5日生まれの日本の政治家および実業家で、出生地は大阪市にあります。樋口は、実父がヒグチ産業の創業者であることから、ビジネス界でもその才能を発揮し、政治の世界へも進出しました。

学歴とキャリア

樋口は追手門学院中学校・高等学校を卒業後、北里大学薬学部に進学し、専門知識を身に付けました。1974年には、家業であるヒグチ産業株式会社に入社し、1990年にはその代表取締役社長に就任しました。このように、彼は実業界でのキャリアを築く一方で、政治の世界にも足を踏み入れることになります。

政治活動

1993年、樋口は日本新党の公認を受けて東京都議会議員選挙に立候補し、見事初当選を果たしました。続いて1996年には、第41回衆議院議員総選挙で東京7区から新進党公認で出馬しましたが、自由民主党の候補に敗れました。その後、1998年の参議院議員選挙に民主党公認で挑戦するも落選。2004年には、江本孟紀の参議院議員退職による欠員を埋める形で繰上当選を果たしましたが、同年の通常選挙では再び落選します。

樋口は、2009年の第45回衆議院議員総選挙に比例近畿ブロックから単独で立候補し、これにより初めて当選を手にしました。2011年の民主党代表選では、鹿野道彦農林水産大臣の推薦人を務め、鹿野グループの結成に関与します。しかし、この時彼の秘書が不正に顧問職に就いたことが批判を呼び、李春光事件へと繋がりました。

2012年には、民主党大阪府第13区の総支部長に内定し、総選挙に出馬するも落選し、供託金を没収される結果に終わりました。その後、2013年に日本医薬品登録販売者協会（日登協）の会長に就任します。この頃、彼は政治の舞台から一時的に退くことになります。2016年の第24回参議院議員通常選挙にもおおさか維新の会の公認で挑戦しましたが、再び落選となりました。

役職と著作

樋口は、日本チェーンドラッグストア協会の副会長を務めるなど、商業界でも影響力を持っています。また、彼は「血液生化学検査値の身体活動指標としての評価に関する研究」という博士論文を執筆し、1994年に大阪大学から博士の学位を取得しました。

結論

樋口俊一は、実業家としてだけでなく、多くの役職を通じて政治の舞台でも足跡を残してきた人物です。彼の業績や活動は、政治の現場での複雑な状況や変遷を反映しており、今後の日本政治における影響も引き続き注目されることでしょう。

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