樋口美穂子

樋口 美穂子について

樋口美穂子（ひぐち みほこ、1969年5月13日生まれ）は、日本のフィギュアスケート界において重要な存在です。愛知県名古屋市の出身で、名古屋市立前津中学校、中京女子高等学校を卒業後、フィギュアスケートに専念し、現役選手として多くの成果を残しました。

現役時代の活躍

樋口は、著名なコーチ山田満知子の指導を受けながら、1981年に行われた全日本ジュニア選手権で2位に輝きました。その後も全日本選手権に出場し、成績を残していく中で、1992年のアルベールビルオリンピック銀メダリストである伊藤みどりと同期であることから、幼少期から共に練習を重ねていました。20歳で選手としてのキャリアを終えた樋口は、1990年から名古屋スポーツセンターを拠点にした「グランプリ東海フィギュアスケーティングクラブ」に所属し、コーチとしての活動を開始します。彼女は山田満知子のアシスタントとしても長い間活躍し、数々の優秀な選手たちを指導してきました。

指導者としての道

樋口の指導には、小岩井久美子、恩田美栄、中野友加里、浅田舞、浅田真央、村上佳菜子、宇野昌磨、松田悠良などが含まれ、これらの選手たちはそれぞれのキャリアにおいて素晴らしい成績を収めています。1990年代半ばから樋口は振付師としても活動を広げ、2008年の時点で年間に70曲もの振付を手がけ、総数は1000以上に達したとされています。

新たな挑戦とLYSフィギュアスケートクラブ

2022年3月、樋口はグランプリ東海フィギュアスケーティングクラブ及び山田満知子から独立し、新たに「LYSフィギュアスケートクラブ」を設立しました。このクラブでは彼女が代表を務め、愛知県内のモリコロパークアイススケート場や邦和スポーツランドを練習拠点とし、選手育成に力を入れています。また、河辺愛菜の指導も行っています。彼女は、LYSクラブの運営においてはスペシャリストと共にクラブを築いていく考えを示し、トータルプロデュースの役割を果たしたいと述べています。

総括

樋口美穂子は、フィギュアスケーティングの世界で幅広い経験と実績を持つコーチ兼振付師です。これまでのキャリアを通じて、多くのスケーターを育成し、振付の分野でも高い評価を受けており、今後の彼女の動向にも注目が集まります。

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