樟南第二高等学校

樟南第二高等学校について

樟南第二高等学校（しょうなんだいにこうとうがっこう）は、鹿児島県大島郡天城町大字天城に位置する全日制の私立高等学校です。この学校は、大島地区唯一の私立高校として、地域の教育に貢献しています。また、全国的にも稀な「体験ダイビング」が体育授業の一環として行われており、学生にユニークな体験を提供しています。

学校の歴史

樟南第二高等学校は、1966年に第二鹿児島商工高等学校として設立され、当初は商業科を中心に教育を行っていました。その後、1967年には自動車科を設置し、1972年には機械科が設けられました。1979年には校名を徳之島商工高等学校に変更しました。

1981年には学校食堂と売店が完成し、1984年には武道場も設立され、学校の設備が充実していきました。1995年には礼法室が完成し、1997年には商業科特進コースとして兼久教室が開校されました。1998年には、商業科特進が本校に移転し、トレーニングルームも整備されました。

校名変更と学科の変遷

2000年には普通科が設置され、工業科も新たに設立されるなど、学科構成が変化していきました。2002年には樟南第二高等学校に校名が変更され、従来の自動車科と機械科は統合されて工業科へと改組されました。その後、男子寮が完成し、2004年には男子寮が女子寮に変更され、さらに整備が進められました。

2015年、待望の新校舎が完成し、学生たちの学びの環境が一新されました。学校の建設には長い年月がかかりましたが、その努力が実を結び、現在の樟南第二高等学校が形作られました。

教育理念

樟南第二高等学校は、「博文約礼」という建学の精神を掲げています。この理念は、学問を大切にし、礼儀を重んじることを根幹にしています。この精神は、学生たちの人間形成にも大きく寄与しています。

設置学科

学校には、普通科、商業科、工業科が設置されており、様々な進路に対応した教育が行われています。特に、実技を重視したカリキュラムが組まれており、学生は実践的なスキルを身につけることができます。これは、地域のニーズに応える教育として、高い評価を得ています。

野球部の再生

最近では、2021年度から硬式野球部の監督に就任した我那覇悟志氏が、樟南高等学校のOBということもあり、野球部再生に注力しています。彼は過去には日大三戦で本塁打を打った経験を持ち、部活動の活性化に向けた活動を推進しています。

樟南第二高等学校は、その独自の教育方針や地域との密接な関係により、今後も多くの学生に質の高い教育を提供し続けていくことでしょう。

もう一度検索