横山大輔

横山 大輔

日本のラグビーユニオン選手である横山 大輔（よこやま だいすけ）は、1993年12月25日に東京都港区で生を受けた。フォワードのポジションの中でも特に重要な役割を担うナンバーエイト（No.8）としてプレーしており、現在はジャパンラグビーリーグワン ディビジョン2に所属するヤクルトレビンズ戸田に籍を置いている。身長183センチメートル、体重97キログラムという恵まれた体格を持ち、チームやファンからは『DK』という愛称で親しまれている。

経歴

横山選手がラグビーというスポーツに触れるきっかけとなったのは、父親がかつてラグビーをしていたことだった。その影響を受けて競技への興味を抱き、成城学園初等学校の5年生の時に本格的にラグビーを始めた。幼い頃から楕円球に親しみ、プレイヤーとしての基礎を築いていった。

学生時代には海外での経験も積んだ。ニュージーランドに留学し、2012年に現地のランギオラ高校を卒業している。海外でのプレー経験を経て、同年、日本の筑波大学に進学した。大学ではラグビー部に入部し、チームの一員として活動。関東大学対抗戦などの主要な大会で、強豪チームと激しい試合を繰り広げた。特に、チームの中心選手へと成長した大学4年生時には、2015年度の筑波大学ラグビー部で副将を務め、キャプテンを支えながらチームを牽引するリーダーシップを発揮した。

大学を卒業した2016年、横山選手はプロのラグビー選手としてのキャリアをスタートさせた。当時の日本のトップリーグに名を連ねていたNTTドコモレッドハリケーンズ（現在のジャパンラグビーリーグワンNTTドコモレッドハリケーンズ大阪）に加入した。新たな環境でプロキャリアをスタートさせた。加入初年度から早速チャンスを掴み、同年9月10日に開催されたトップウェストAのJR西日本レイラーズとの試合で、公式戦に初めて出場。この記念すべき一戦に先発メンバーとして名を連ね、プロとしての第一歩を踏み出した。NTTドコモレッドハリケーンズでは、ナンバーエイトとして、パワフルなプレーや強固なディフェンスでチームに貢献。数シーズンにわたり、チームの主力選手の一人として活躍を続けた。

選手としてのキャリアを順調に歩んでいた横山選手だが、2022年5月に一度、現役からの引退を発表した。長年の競技生活に区切りをつける選択をした。しかし、ラグビーへの情熱は冷めることはなかった。引退表明からわずか3ヶ月後の同年8月、ジャパンラグビーリーグワンのヤクルトレビンズに加入することが発表され、現役選手として再びフィールドに戻ってくることになったのである。この現役復帰により、再びプロの舞台でプレーする機会を得た。現在、ヤクルトレビンズ戸田の一員として、経験豊富なベテランとしてチームを支え、リーグワンの舞台で奮闘を続けている。

ナンバーエイトは、スクラムの最後尾からのプッシュ、ブレイクダウンへの貢献、ボールキャリアーとしての突破、そしてディフェンスラインでのタックルやジャッカルなど、攻守において極めて広範囲な役割が求められるポジションである。横山選手は、これまでのキャリアで培った経験と、持ち前のフィジカル能力を最大限に活かし、ヤクルトレビンズ戸田のキープレーヤーとしてチームの勝利に貢献することを目指している。

その他

横山選手は、個人のInstagramアカウント（@yokodai1225）を通じて、自身のラグビー活動や日々の様子などを発信しており、ファンとの交流も行っている。

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