横山小次郎

横山 小次郎（よこやま こじろう）

横山小次郎は1942年7月23日に高知県土佐市に生まれた元プロ野球選手で、主に投手として活躍しました。彼は中学時代にはエースとしてチームの中心選手であり、打撃でも一番を打っていたため、非常に優秀な選手でした。この頃、彼のチームは県大会で準優勝を果たしました。

その後、高知高校に進学し、1960年の夏の甲子園南四国予選にて準決勝に進出しましたが、残念ながら徳島商業高校に敗れてしまいました。しかし、高校卒業後には近畿大学に進み、関西六大学リーグでも注目される存在となりました。1962年秋季リーグでは一部昇格を果たすと、1963年から1964年までは2シーズン連続でリーグ戦で2位に貢献するなど、素晴らしい成績を残しました。

1965年に大学を卒業し、横山は東京オリオンズへと入団しました。プロ入り後、彼はすぐに実力を発揮し、1968年には主に中継ぎとして34試合に登板しました。その年の投手陣を支える重要な存在となります。しかし、翌年からは成績が低迷し、1970年には一軍戦での出場機会を失ってしまいます。それでも、イースタン・リーグでは10勝7敗という優れた成績を収め、最多勝利投手のタイトルを獲得しました。

1971年6月1日にはイースタン・リーグの歴史上、4人目となるノーヒット・ノーランを達成し、その実績が評価されて再び一軍に昇格。結果としてその年には自己最多となる5勝を記録しました。1973年には飯塚佳寛内野手とのトレードにより広島東洋カープへ移籍し、1974年のオフにプロ野球選手としてのキャリアを終えることになります。

選手としての横山は、上手投げからシュート、カーブ、フォークを使いこなす多彩な投手でした。引退後は高知市に居を構え、魚に関連する自営業を営んで、地域社会に根づいて生活しています。

詳細情報

• - 年度別投手成績: 東京オリオンズは1969年にロッテに球団名を変更しました。
• - 背番号: 13（1965年 - 1972年）、32（1973年 - 1974年）

関連項目

• - 高知県出身の人物一覧
• - 近畿大学の人物一覧
• - 千葉ロッテマリーンズの選手一覧
• - 広島東洋カープの選手一覧

横山小次郎はその優れたプレースタイルで多くのファンを魅了し、プロ野球界での足跡を残しました。

もう一度検索