横山昌義

横山 昌義（よこやま まさよし）

横山昌義は、1976年6月30日に生まれた日本のゲームクリエイター及びシナリオライターであり、セガの重要な役員として知られています。彼は神奈川県出身で、セガの執行役員としてゲームコンテンツおよびサービス事業本部の第1事業部長を務め、さらに龍が如くスタジオの代表としても活躍しています。

略歴

横山は1999年に東海大学を卒業し、セガに入社しました。入社前にプレイしたセガのゲームは『サカつく』だけだったという彼は、その後、すぐに『ジェットセットラジオ』のチームにプランナーとして配属されました。ここでの経験を活かし、セガの開発子会社であるスマイルビットに移り、『ジェットセットラジオフューチャー』でチーフプランナー、『Ollie King』でディレクターとしての役割を果たしました。

2004年からは、『龍が如く』シリーズに広く関与し、シナリオや脚本、音楽監督、CGシーンの演出、さらには制作進行も手がけるようになります。2012年以降は、プロデューサーやチーフプロデューサーとしても名を連ね、現在もこのシリーズで多くの重要な作品を生み出しています。特に『龍が如く5 夢、叶えし者』からはその立場を確立し、さらなる成功を収めました。

その後、2015年のセガグループ再編を経て、セガゲームスの第一CS開発部副部長兼プロデューサーに就任し、2021年には退職した名越稔洋の後任として龍が如くスタジオの代表となりました。2022年4月にはセガの執行役員としての重要な役職を担うことになりました。

参加作品

横山は多くの作品に関与しており、その中には次のようなタイトルがあります：

• - 2000年: 『ジェットセットラジオ』 - プランナー
• - 2001年: 『デ・ラ・ジェットセットラジオ』 - シニアプランナー
• - 2002年: 『ジェットセットラジオフューチャー』 - チーフプランナー
• - 2005年: 『龍が如く』 - シナリオ・演出
• - 2006年: 『龍が如く2』 - 脚本、シナリオ・演出
• - 2015年: 『龍が如く0 誓いの場所』 - チーフプロデューサー、脚本・演出
• - 2023年: 『龍が如く7外伝 名を消した男』 - 総監督、ストーリー原案・総合演出
• - 2024年: 『龍が如く8』 - 総監督、ストーリー原案・総合演出

彼の背景

横山の父はデパートの玩具売り場のマネージャーを務めていましたが、若い頃は広告代理店のプランナーを志望していました。就職氷河期の影響で120社以上の採用試験を受けた経験を持つ横山は、セガの採用試験では「麻雀は出来るのか」という質問を受けたこともあるそうです。彼が『龍が如く』シリーズに参加することになったのは、名越稔洋からのひと言、「見た目が『龍』っぽいよね」という推薦によるものです。

初代ゲームのキャッチコピー「伝説の男と100億の少女」は、彼が担当しましたが、その理由を問われると戸惑ったようです。『龍が如く 見参!』では、音声収録やモーションキャプチャー現場の監督としても貢献しています。さらに、彼は「神室町ラジオステーション」にゲスト出演し、ラジオの内容もユニークで、ゲーム開発者らしからぬトークを展開しました。

横山昌義は、その多様なキャリアとともに、日本のゲーム業界に多大な影響を与え続けています。彼の作品は多くのファンに愛され、今後もさらなる展開が期待されています。

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