横手健

横手健（よこて けん）

1993年4月27日生まれの日本の陸上競技選手で、長距離種目を専門としています。作新学院高等学校、明治大学政治経済学部を卒業後、現在は富士通陸上競技部に所属しています。

中学・高校時代

中学時代は野球部に所属していましたが、全国都道府県対抗男子駅伝の2区で区間タイ記録（区間2位）をマークし、その才能の片鱗を見せました。作新学院高校に進学してからは、世代を代表するトップ選手として活躍しました。高校3年時には、全国高校総体5000mで4位に入賞し、服部勇馬選手や久保田和真選手といった有力選手を抑えて日本人トップの成績を収めました。さらに、国民体育大会5000mでは優勝を飾るなど、目覚ましい活躍を見せました。

大学時代

明治大学入学直後の2012年には、日本ジュニア陸上競技選手権大会10000mで優勝を果たし、同年の世界ジュニア陸上競技選手権大会10000mにも出場し、7位入賞を果たしました。3年時には、全日本大学駅伝で5区を走り、区間賞を獲得し、志方文典選手の持っていた区間記録を4年ぶりに更新しました。この活躍が評価され、同駅伝MVP賞の初代受賞者となりました。第91回箱根駅伝では、強豪がひしめく1区で区間3位となり、チームの往路2位に貢献しました。また、丸亀ハーフマラソンでは、日本人学生歴代4位となる1時間01分37秒の好記録をマークしました。4年時には主将を務め、木村慎選手と共にチームのWエースとして活躍しました。日本選手権5000mでは自己ベストを更新し、7位入賞を果たしました。ホクレンディスタンスチャレンジ10000mでは27分58秒40を記録し、当時現役学生で唯一の10000m27分台のランナーとなりました。しかし、その後、右足の膝蓋靭帯の怪我の影響で、出雲駅伝と全日本大学駅伝を欠場しました。第92回箱根駅伝では、前回同様1区を担当し、区間2位でチームに流れを作りました。

実業団時代

富士通入社初年度のニューイヤー駅伝では、最長区間である4区を担当し、10人抜きの区間4位と好走しました。2017年の日本選手権では10000mで5位入賞、全日本実業団陸上では5000mで日本人トップの7位入賞を果たしました。2020年からは富士通陸上競技部長距離主将に就任しました。

自己ベスト

5000m：13分31秒35 (2017年)
10000m：27分58秒40 (2015年)
* ハーフマラソン：1時間01分37秒 (2015年)

大学駅伝戦績

大学駅伝での詳しい戦績は省略します。


横手健選手は、その卓越したスピードと持久力で、数々の記録を打ち立て、日本の長距離界を牽引する選手の一人です。

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