横手市立十文字小学校

横手市立十文字小学校の概要

横手市立十文字小学校は、秋田県横手市十文字町十五野新田に位置する公立の小学校です。この学校は、十文字地域の4校が統合されて2021年4月に設立されました。十文字小学校の通学区域は、この地域全域をカバーしており、地域の唯一の公立小学校として重要な役割を果たしています。

歴史的背景

十文字小学校は、歴史的には明治時代に開校した4つの学校が前身となっています。具体的には、四道学校（後の十文字第一小学校）が1877年4月10日に、鼎学校（後の十文字第二小学校）が同年4月20日に、植田学校が1874年7月8日に、今泉学校が1875年3月31日に設立されました。これらの学校は、戦後の教育制度の変更に伴い1947年に国民学校として新たに発足しました。1950年代に町村合併が進む中、十文字小学校は徐々にその形を整えていきました。

2005年には、旧横手市と平鹿郡の合併により、十文字町が横手市に統合されました。合併以降も、地域内に存在する4つの小学校はそれぞれ独自の教育を続けていましたが、少子化の影響で児童数は著しく減少しました。そこで、横手市は「第2次学校統合計画」を策定し、2021年3月31日に4校を閉校し、新たに十文字小学校を設立することとなりました。

開校と初年度の出来事

十文字小学校は2021年4月1日に開校し、初めての始業式は同年4月6日に行われました。入学式は4月8日に行われ、74名の新入生が迎えられました。そして、4月24日には開校式典も執り行われました。同年5月21日には第1回運動会が開催され、学校の新たなスタートを祝いました。2022年3月16日には初めての卒業式が行われ、104名の卒業生が巣立つことになりました。

学区と進学先

十文字小学校の学区は、横手市の十文字町全域を含んでいます。具体的な地域には、十文字町の各町名が含まれており、多くの児童がこの学校に通っています。

進学先の中学校は、横手市立十文字中学校です。小学校から中学校への自然な流れが形成されており、地域の教育の一貫性が保たれています。

周辺施設と交通

十文字小学校の周辺には、横手市立十文字中学校や陸上競技場、野球場などの地域施設が点在しています。交通アクセスは、東北中央自動車道の十文字インターチェンジから車で約3分、JR奥羽本線の十文字駅からは約7分の距離です。学校周辺にはバス路線がないため、「十文字案内所前」または「道の駅十文字」バス停から徒歩での移動が必要となります。

このように横手市立十文字小学校は、歴史ある地域の教育機関として新しい時代に向けた教育を展開し、地域社会に貢献しています。

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