十文字町

十文字町（横手市）

十文字町は、秋田県横手市の中央南部に位置する地区です。2005年の市町村合併により横手市となりました。旧平鹿郡十文字町の区域を継承し、17の大字から構成されています。

地理

十文字町は、湯沢横手道路（東北中央自動車道）と国道13号、奥羽本線が縦貫する交通の要衝です。増田方面からの国道342号も接続しています。中心部には横手市役所十文字庁舎（十文字地域局）、道の駅十文字、十文字駅など主要な施設が集まっています。

大字十文字町の概要

大字十文字町は、地区の中央に位置し、東は十文字町西原一番町・十文字町西原二番町・十文字町腕越・増田町増田、西は十文字町十五野新田、北は十文字町梨木、南は十文字町上鍋倉、南東は十文字町仁井田と隣接しています。

歴史

その名の由来は、羽州街道と増田街道が交わる「増田十文字」という辻でした。かつては十五野と呼ばれる広野で、道に迷う人が多かったため、1811年に道標として猩々碑が建立されました。この猩々碑は現在、十文字町幸福会館に保存され、十文字駅にはレプリカが設置されています。

年表

1817年：増田十文字に茶屋が建てられる。
1840年：十文字新田村が成立。
1889年：町村制施行により、十文字村が発足。
1892年：十文字村から三重村が分立。
1905年：奥羽本線十文字駅が開業。
1922年：十文字村が町制施行し、十文字町となる。
1954年：三重村と合併し、改めて十文字町が発足。
1955年：睦合村・植田村と合併。
1958年：町章を制定。
1964年：「交通安全都市」を宣言。
1983年：町の花を指定。
1985年：「非核平和都市」を宣言、町民憲章を制定。
1994年：湯沢横手道路 十文字IC - 横手IC間が開通。
1997年：湯沢横手道路 湯沢IC - 十文字IC間が開通。
2004年：湯沢横手道路に十文字本線料金所を設置。
2005年：横手市と合併し、十文字町は廃止。
2007年：道の駅十文字が開業。
2020年：横手市役所十文字地域局が新築移転。

交通

鉄道

JR東日本 奥羽本線：十文字駅

道路

高速道路: 湯沢横手道路（東北中央自動車道）十文字IC
国道：13号、342号
主要地方道：秋田県道13号、57号、117号、271号
道の駅：十文字

教育

横手市立十文字小学校：2021年、複数の小学校の統合により開校。
横手市立十文字中学校：2010年、十文字西中学校を統合。

主要施設（大字十文字町）

横手市役所十文字庁舎（十文字地域局）
十字の里
横手市立十文字図書館
十文字テニスコート
十文字相撲場
道の駅十文字「まめでらが〜」
JA秋田ふるさと 十文字支店
北都銀行 十文字支店
秋田銀行 十文字支店
十文字郵便局
十文字神社

著名な出身者

開錦豪藏（力士）
清美川梅之（力士）
胡原おみ（漫画家）
佐藤誠太（アナウンサー）
佐藤登（研究者）
将豊竜将太（力士）
高橋大（政治家）
高橋航（エフエム秋田アナウンサー）
皆川嘉左エ門（彫刻家）

関連項目

十文字ラーメン
* 秋田県の廃止市町村一覧

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