横浜光音座

横浜光音座は、神奈川県横浜市中区宮川町に所在する、成人映画専門の映画館です。この映画館は、ゲイポルノ映画を専門とする「横浜光音座1」と、ピンク映画を専門とする「横浜光音座2」の二つのスクリーンで構成されています。

歴史

初代建物時代

横浜光音座の歴史は、1947年1月に設立されたとされています。1955年の時点では、暁興行が経営し、東宝と新東宝の作品を上映していました。その後、1950年代後半に大蔵映画が成人映画の製作を始めた時期に、大蔵映画の直営館となりました。1957年の時点では経営者が鮫島龍蔵でしたが、1958年には大蔵美代子に変わっています。当初から「光音座1」はゲイポルノ映画専門館、「光音座2」はピンク映画専門館として運営されていました。初代の建物は、桜木町駅や日ノ出町駅から延びる野毛大通り沿いに入口がありました。

2代目建物時代

1989年1月10日に改築工事が開始され、同年4月29日にリニューアルオープンしました。この際、入口は野毛大通りから横道に移されました。大蔵映画の公式サイトでは、この1989年を創業年としています。

特徴

映画館1と2はロビーで繋がっていますが、カウンターと券売機を挟んで男湯と女湯のような構造になっており、基本的には行き来ができません。また、公式サイトもそれぞれ別に存在します。館内ではカーテンや衝立などで観客のプライバシーに配慮しています。

一般的な映画館とは異なり、両スクリーンとも入れ替え制ではなく、3本立て（光音座1は2本立て）での上映システムを採用しています。ピンク映画の人気が下降し、大蔵映画（およびオーピー映画）の製作数が減少するにつれて、「光音座2」では新東宝や新日本映像、さらに新日本映像が権利を持つにっかつロマンポルノ作品も上映しています。一方、「光音座1」ではゲイポルノの他に、ゲイをテーマにした一般作品の上映も行っています。

先代の支配人の「映画を観る場所であり、皆が仲良く話し合える社交の場にしたい」という思いから、土日のロビーでは競馬中継が流されており、立て看板には競馬が見れる場所であるというアピールもされています。また、近隣には徒歩2分の場所にウインズ横浜があります。

利用案内

以下は2020年1月現在の情報です。年末年始は変更される可能性があります。

光音座1

営業時間:
月曜日から木曜日: 10時45分から21時00分
金曜日: 10時45分から翌朝5時00分
土曜日: 10時30分から翌朝5時00分
日曜日: 10時30分から21時00分
入館料:
一般: 1,580円
学生・会員割引: 1,160円
夜間割引: 840円

光音座2

営業時間:
月曜日から木曜日: 10時45分から21時00分
金曜日: 10時45分から翌朝5時00分
土曜日: 10時30分から翌朝5時00分
日曜日: 10時30分から21時00分
入館料:
一般: 1,260円
学割・シニア: 1,050円
夜間割引: 530円

関連項目

上野オークラ劇場

外部リンク

横浜光音座1
* 横浜光音座2

もう一度検索