横浜市立丸山台小学校

横浜市立丸山台小学校（よこはましりつまるやまだいしょうがっこう）は、神奈川県横浜市港南区に位置する公立小学校です。地域では親しみを込めて「丸山台小（まるやまだいしょう）」または「丸小（まるしょう）」と呼ばれています。

沿革

本校の設立に向けた動きは、1980年（昭和55年）6月に設立準備委員会が発足したことから始まりました。そして翌1981年（昭和56年）4月1日、横浜市立丸山台小学校として正式に開校しました。学校のシンボルが整えられたのは開校から間もない時期です。1983年（昭和58年）2月には校章が制定され、同年5月には校旗が制定されました。学校の歌である校歌は、1984年（昭和59年）3月に制定され、これを記念する式典が開催されました。

開校後の教育活動においても、様々な取り組みが行われています。1992年（平成4年）4月からは2年間、横浜市教育委員会の徳育実践推進校に指定され、道徳教育に力を入れました。地域との連携も図られており、1996年（平成8年）1月には市民図書室が開設され、学校施設が地域住民にも利用されるようになりました。

2000年代に入ると、施設の安全性や利便性の向上、教育方法の改革が進められました。2004年（平成16年）4月には校内に防犯カメラが設置され、児童の安全確保に配慮しました。同年8月には校舎の耐震補強工事が実施され、大規模地震に対する安全性が高められました。2006年（平成18年）からは4年間、パイオニアスクールよこはま（ＰＳＹ）の指定を受け、先進的な教育実践に取り組みました。また、この年から二学期制が導入されました。2007年（平成19年）からは2年間、横浜市幼・保・小教育連携開発モデル校・モデル園として、未就学児施設との円滑な連携を模索しました。

2010年（平成22年）には、校庭の防砂ネット設置や外壁塗装が行われ、施設の環境が整備されました。また、同年には東京国税局より租税教育推進校として表彰を受けるなど、特定分野での教育成果も認められています。バリアフリー化も進められ、2012年（平成24年）にはエレベーターが設置されました。比較的新しい動きとしては、2013年（平成25年）にエアコン設置と給食室の改装が行われ、より快適で衛生的な学習・生活環境が実現しています。

教育目標

丸山台小学校では、児童がこれからの社会を生き抜くために必要な力を育むことを目指し、以下の五つの教育目標を掲げています。

「知」：自分から進んで学ぶ意欲と態度を持ち、自ら課題を見つけ解決していく力を養います。
「徳」：互いを信頼し、多様な人々と協力しながら共に生きていくための、豊かな人間性と社会性を育みます。
「体」：心身ともに健康であることの重要性を理解し、健やかな体と困難に負けない強い心を培います。
「公」：自分が生まれ育った、あるいは暮らしている「ふるさと丸山台」を愛し、地域の一員としての自覚と貢献する心を育てます。
「開」：自分だけでなく、周りの人々の安心や豊かさについても考えながら行動できる、開かれた心を育み、より良い社会づくりに貢献できる児童を育成します。

これらの目標を通じて、変化の激しい現代社会においても、自立し、他者と協調し、地域や社会に貢献できる児童の育成を目指しています。

所在地・交通アクセス

横浜市立丸山台小学校は、〒233-0013 神奈川県横浜市港南区丸山台三丁目8番地1号に位置しています。最寄りの公共交通機関は横浜市営地下鉄ブルーラインで、上永谷駅から徒歩約6分という利便性の良い立地です。

横浜市立丸山台小学校